2017年3月
3月29日 ヨシ焼き跡
先日(26日、27日)の恵みの雨で焼け跡に緑が目立ってきた。
遠くから見える緑はスゲ。
来週には賑やかになるだろう。
水 仙
史跡ゾーン屋敷跡の水仙が花を咲かせた。
上流から流れてきた球根がここに居ついたのだろうか。
それとも、
廃村前にここを住処にしていた住民の末裔が植えたものなのか。
3月23日 キタミソウ
池内水路の水位が上がってキタミソウの自生地が水没したのは1月末のこと。
(排水機場の工事の都合らしい)
先週末に水位が下がり始めた池内水路は久しぶりに川底が露出した。
長期間の水没では生息不可能と思っていた散歩人だが、
驚いたことに・・・。
霜柱に根を浮かされたものはなくなっているようだが、
しっかりと根を張ったものは生き残っていた。
増水中に積もった微塵に根元が埋もれた状態がはっきりと目視できる。
キタミソウは、北海道の北見地方で発見されたので、和名は北見草。ゴマノハグサ科。
貴重種;絶滅危惧II 類(VU)
ベニマシコ シジュウガラ
焼け跡を突っつくように採餌していると思われるベニマシコとシジュウガラ。
ヨシ焼きの火に焙られた草の実は、香ばしくてきっとおいしいのだろうと思った散歩人ではある。
3月19日 ヨシ焼き跡
昨日は入れなかった遊水地。
ヨシ焼き前と比べるとその変化が良くわかる。
改めて、良いヨシ焼きであった。
過激な(?)散歩
焼野を歩くのは、年中無休の日曜日を標榜する散歩人だけではない。
毎年のことだがこんな人々もいる。
3月18日 ヨシ焼き
14日(火)、15日(水)と雨が降って心配されたが、16日(木)、17日(金)と晴天が続き乾いた風がヨシ原を乾燥させたので、
良いヨシ焼きができた。
第1調節池
満開のナノハナが咲く北エントランスの土手にはカメラマンが大勢押しかけた。
立ち上った黒い煙が晴天の太陽を遮った。
第3調節池
こんなものも偶然に撮れた。
10年ほど前から「いる」と云われていたイノシシを始めて目撃した。
第2調節池
サクラソウの自生地も見事に焼けた。
3月11日 コガモ
満水の池内水路護岸にコガモが日向ぼっこ。
雄の頭部の文様が可愛らしい。
小型のカモだから和名は小鴨。カモ科の冬鳥。
「渡良瀬遊水地野鳥図鑑」には「渡来が早く渡去は遅く、越夏するものもいるかもしれない」とある
トネハナヤスリ
ヨシ刈り跡の裸地に芽を出しているトネハナヤスリを掘り出すと繋がった根茎から芽が出ている。
ヨシ焼き後の渡良瀬遊水地では大小の群落があっちこっちに見られるが、
この姿を見ると、
胞子葉から胞子が散らばって群落を形成するというよりも、
群落を形成しているのは1個体、或いはクローンなのかもしれないと思いを巡らす散歩人ではある。
小型のシダ植物でハナヤスリ科の多年草。和名は利根花鑢。
かつては1Aランクであったが、渡良瀬遊水地にぎょうさんあるのでランクが下げられたとも云われている。
貴重種;絶滅危惧Ⅱ類
3月8日 ヨシ刈り跡
史跡ゾーンのヨシ刈り跡。
成長の悪いヨシや一緒に刈り取られたスゲ等のはクズとして放置されている。
これらはヨシ焼きの際に燃やされる。
ところどころにある裸地を覗くと、貴重植物の発芽状態が観察できる。
以下の希少植物は、遊水地ではごく普通に見られる。
エキサイゼリ
セリ科の多年草。 貴重種;準絶滅危惧
ノカラマツ
キンポウゲ科の多年草。 貴重種;絶滅危惧Ⅱ類
トネハナヤスリ
ハナヤスリ科の多年草。 貴重種;絶滅危惧Ⅱ類
ハナムグラ
アカネ科の多年草。 貴重種;絶滅危惧Ⅱ類
3月4日 春 朧
今日の遊水地には北西からの風が吹いているが、
今日も暖かく散歩日和になった。
朧の北の山々も春の到来を告げている。
レンタサイクル
1月から休んでいたレンタサイクルが開業した。
3月は土日祭日だけの営業だが、真新しい自転車が並ぶと賑やかになる。
3月1日 ベニマシコ
このごろ、史跡ゾーンのアキニレに見かけなくなったベニマシコ。
今日は東橋近く。道端のセイタカアワダチソウの実を啄んでいた。何時見ても可愛い小鳥だ。
この顔がお猿さんに似ているので、
和名は紅猿子。全国的には漂鳥だが渡良瀬遊水地では冬鳥。アトリ科。
ヒドリガモ
干し上げでも残っている浅い水辺にたくさんのヒドリカモが浮いている。
ウィキペディアによれば、
雄の頭部が緋色なので緋鳥と呼ばれその後に緋鳥鴨となったと云う。カモ科の冬鳥。
渡去も近いと思われる。
マガモはほとんど見かけなくなった。