2018年1月

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1月31日   霜の華

この冬は寒い!
ヨシ原の道を行くとこんなものがあった。
空気中の水分が枯れた植物に付着して凍って、更に積み重なってできた氷の造形だ。

結 晶

こんなものも・・・。

目視できなかったが、撮り帰ってPCで開けるとこんな結晶もあった。

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1月29日   ミサゴ

ヨシ原の道を行くと前方から白っぽい鳥影。
急いでシャッターを切って確認すると、獲物を掴んだミサゴだ。
減水した谷中湖で狩りをしたのだろうか。

ミサゴは全国的には留鳥だと云うが、
「渡良瀬遊水地の野鳥図鑑」には次のようにある。

以前は秋の移動の途中に立ち寄るものだけだったが、
最近では数羽が越冬し、そのまま越夏するものまで出てきました。
環境省指定:準絶滅危惧種(NT)


マガン

減水した谷中湖は氷結したのだが、ここでは氷が融けて狭い水面ができている。
羽根を休めている者もいるが多くは氷の上に立っている。マガンと思われる。
しばらくの間じっとしていたマガンの群だが、突然飛び出した。

散歩人を信用できない輩と認識したのだろうか。

和名は真雁。カモ科カモ属の冬鳥。
宮城県の伊豆沼が有数の越冬地で宮城県の県鳥に指定されていると云う。

環境省指定:準絶滅危惧種(NT) 国の天然記念物にも指定されているようだ。

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1月25日  池内水路

記録的な寒波の襲来だと報道されている。
池内水路の露出したか川底に積もった雪もしばらくは消えないだろう。
北の山々は今日も雪雲に隠れている。


秩父の山々

23日の降雪で秩父の山々も雪を被って山並が鮮やかになっている。
写真中央に武甲山が浮かび上がった。


武甲山

積雪によって階段状に削られた武甲山の北斜面が浮かび上がった。

サンゴによってできた石灰岩が隆起し、浸食されできた山。
遊水地からは直線距離で約60km。
名前は、日本武尊が(かぶと)を岩室に奉納したという伝説が由来と云われている。

日本屈指の良質な石灰が産出される。
武甲山の石灰は、古くは漆喰の材料として採掘されたが明治以後セメントの原料として大規模に採掘されてきた。
明治には標高1,336mであったが、現在は1,304mだと云う。

山は削られてしまったが、秩父神社のHPには「武甲山は秩父神社の神体山」とある。
毎年12月3日に行われる秩父夜祭は秩父神社の例祭であり、
国の重要有形民俗文化財および重要無形民俗文化財にも指定され、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。

秩父市を中心とする秩父盆地の人々にとっては故郷を代表する山である。

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1月23日  雪帽子

霧の深い朝を迎えて、日がさしてくると我が家の庭はこんなことになっていた。
手前で雪帽子を被っているのは棒状態になっていたタラノキの先端。
庭の芝生で計測すると積雪は27cm。

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1月22日  降 雪

本州南岸を通った低気圧の影響で今日昼過ぎから降雪。乾いた小さな雪だ。
2階から覗くと、降り始めから2時間後(14:38)には早くもこんな状況になった。


夜には・・・。

ツツジやツバキなど刈りこんだ庭木はすっぽりと分厚い雪の帽子を被っている。(20:15)
これほどの雪は最近の記憶にはない。

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1月21日  キタミソウ

池内水路は例年のように11月第2週に減水して川底が現れ、11月下旬には発芽を確認した。
12月から観測地点を設定して観察してみた。

A地点

ぬかるみのあるここでは、12月11日にしっかりとした個体があったのだが、
12月18日には消えてしまった。11日にはきれいだった地面が霜柱で荒れている。
霜柱に持ち上げられて枯れてしまったと思われる。

B地点

12月18には無事だった個体は、今日(1月21日)には見当たらないが、
新たな個体が発芽している。

C地点

旧谷中橋(廃橋)の下で上空から降りてくる冷気が若干でも少ないと思われる。
霜柱の跡が見られるが無事に成長し、中央には蕾らしきものが見える。


D地点

ここも廃橋の下。
今日は霜柱で持ち上げられた土くれが覆いかぶさっているが、無事だ。
中央に蕾が見える。



昨年同様に霜柱に荒らされているが、丁寧に見て歩くと小さな個体が
あっちこっちにあるがこの個体も葉を広げると霜柱に持ち上げられるだろう。


渡良瀬遊水地のキタミソウは、2011年5月に池内水路で初めて確認された。
この自生地は5月から11月まで水没するので・・・、消滅する。
11月に水位が下がるのだが発芽は春なので「遊水地のキタミソウは1年草」と思われたのだが、
つぶさに観察するとそうではなかった。

北海道の北見地方で発見されたので、和名は北見草。ゴマノハグサ科。
貴重種;絶滅危惧II 類(VU)


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1月16日  カワアイサ

減水した谷中湖。西橋近くにカワアイサ。
カメラを用意して構えていると・・・、カワアイサが飛んだ!
水面を蹴って飛び立つ姿はA級の光景だ。

ミコアイサの飛び出しも見ごたえがあるが、
ミコよりも大きく赤い足のカワアイサの飛び出しは見栄えがある。
カワアイサの和名は川秋沙。カモ科の冬鳥。

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1月15日  キンクロハジロ

減水している谷中湖の東橋の上から見ると、キンクロハジロ!
撮ると冠毛が見えるので間違いないだろう。
昨年4月に撮った集団をキンクロハジロとしたのだが、野鳥の専門家に指摘を受けてスズガモと訂正した。
12月にアップしたキンクロハジロもスズガモではないかとの指摘も受けた。
とかく、俄観察者だから・・・、信用には値しないと自らも思っている。

今日のキンクロハジロにはかすかだが冠毛が見えるからキンクロハジロに間違いなさそうだ。
左が♂とで右が♀。

雄の眼が黄色(金)頭部や背中が黒く翼が白くなるので和名は金黒羽白。カモ科の冬鳥。

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1月9日   ツルシギ

散歩人は、散歩の途中に出会った野鳥との出会いを楽しんでいるのだが、
今日はツルシギを撮りたいと池内水路に来た。
手持ちの図鑑によると、
「ツルシギは旅鳥で夏羽全体に黒く上面に白点が点在する」とあった。
ユーラシア大陸の寒帯や北極圏で繁殖すると云う。
脚や嘴が赤いので鶴を連想させることから、和名は鶴鷸。チドリ目シギ科。雌雄同色だと云う。


コガモ

谷中湖にには池内水路では身近に野鳥を観察することができる。
コガモが岸辺で日向ぼっこをしたり浅いで採餌したりしている様子が見られる。

雄(右)の文様が素敵だ!

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1月8日   谷中湖減水

1月の第2週。例年のように谷中湖が減水した。

谷中湖は他のダムに同様に、渡良瀬川・利根川にを下って東京の水道水として利用される。
その水のカビ臭の発生を抑制するために湖底を太陽にさらすのだ。
実施期間は1月上旬から5月上旬ごろまで。

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1月5日   北の山々

このところ雪雲に覆われてななか全容を現さなかった北の山々。
今朝は雪雲がすっかり取れて美しい銀嶺が現れた。

袈裟丸山

袈裟丸山は栃木県日光市と群馬県みどり市の境界にある成層火山。
最高峰は奥袈裟丸山で標高点1,961m


皇海山

皇海山は栃木県日光市と群馬県沼田市との境界にある成層火山。標高は2,144m。
渡良瀬川の最初の一滴はここから流れ来る。
庚申山は、足尾町にある成層火山で標高1,892m。


日光白根山

日光白根山は、群馬県片品村と栃木県日光市の境界にある成層火山。
関東以北の最高峰で、標高2,578m。
白根山の左の錫ケ岳も成層火山で、標高2,388m。


男体山

遊水地から見える北の山では最もなじみのある山々。
男体山は日光のランドマーク的な成層火山。標高は2,486m。
中央は真名子山。高い峰が大真名子山(2,375m)で右の低い峰が子真名子山(2,323m)。
右の塊は女峰山(2,483m)で左の峰は帝釈山(2,455m)、右の峰は赤薙山(2,010m).。いずれも成層火山。


高原山

高原山は栃木県日光市、塩谷町、那須塩原市、矢板市にまたがるカルデラ火山。
最高峰は釈迦ケ岳で、標高1,795m。
鶏頂山(1,765m)、中岳(1,728m)、西平ケ岳(1,712m)、剣ヶ峰(1,540m)などの峰だある。


那須岳

那須岳は茶臼岳の別称で成層火山群の総称。
栃木県那須塩原市と福島県西郷村の境にある。最高峰は三本槍岳で、標高は1,917m。
日光の山々がクリアーに見えても那須岳は霞の彼方でめったに見えない。
今日も散歩の帰りには消えてしまった。
流石山(ながれいしやま)も栃木県と福島県の県境にある。標高は1,812m。

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1月2日   カワウ

何故かは分からないが、暮れが押し迫ってから地内水路の水位が下がった。
水路の中央でダイサギなどが歩くほどまで下がっているので釣りはできない水位だ。

カワウが魚を捕えて浮上した。

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1月1日   初 詣

村の鎮守様にはこうこうと明かりがついている。
当番の氏子たちが昨夜からここに詰めて初詣の人々を迎えるのだ。


初日の出

北川辺道の駅からご来光を待つ。6時54分古河の街並みのかなたからお天道様が昇ってきた。
来年も健康で、同じように新年を迎えられることを祈る。

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