2018年11月

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11月29日   オオタカ

数日前、チラッと見るとそれらしいものが見えたので、
「今日もいるかもしれない」
回り道をしてカメラで捉えられる距離まで近寄りシャッターをきりモニター見ると・・・。
冬になるとこの桑の木に停まるオオタカを見かける。
(一年中来ているかもしれないが、葉が茂っていると目視できない)

しばらく見ていると飛び立った。

大鷹はタカ目タカ科の留鳥。
食物連鎖の頂点立つ代表的な猛禽と言われる。

1993年に準絶滅危惧種に指定されたが、生息数が増えたことで2006年に指定が解除された。

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11月26日   池内水路

池内水路は北見草の自生地。
春から秋までは水底になっているが、11月になると水位が下がって川底が露出する。
この露出した地面にキタミソウは自生する。

今年は11月に入ってすぐに水位が下がって、3日に完全に露出した。

キタミソウ

温かい11月だったから発芽して・・・、大きくなっているだろうと期待してここに下りた。
舐めるようにして探索すると期待に違わずたくさん見られたが、小さい!
残念なことに、
この子たちは極寒の1月には霜柱に根こそぎ持ち上げられて枯れてしまうだろう。

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11月24日   北の山々

昨日は雲に覆われていた北の山々が、
今日は赤城山から女峰残までの山々の稜線が姿を現わした。

日光白根山


冠雪の美しい姿を現わした。
日光白根山は、群馬県片品村と栃木県日光市の境界にある成層火山。
標高2,578mで関東以北の最高峰。

記録していないから大きなことは言えないが、今年の11月は温かい。
渡良瀬遊水地から見える山々のうち最初に冠雪の姿を現すのは、富士山、八ヶ岳、浅間山そして日光白根山なのだが、
霞んでいた浅間山に冠雪はなく、八ヶ岳は雲に覆われて未だ確認できない。

参照 ➡ 

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11月21日   霧の朝

野渡橋西の土手上から見ると有明けに筑波山。
夜明け前だが渡良瀬遊水池には霧が立ち込めている。筑波が美しい。

ようやく霧の季節がやってきた。


霧湧き上がる

渡良瀬川本流から沸き上がった霧が土手を越えて西(谷中湖方向)に流れ込んでいる。
谷中湖からも霧が猛烈に発生し、この後一帯が霧に覆われた。

夕7時のニュースで風伝おろしが報じられたが、これも同じ気象現象だろう。

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11月15日   カンムリカイツブリ

冠鳰の群、ざっと数10羽。
昨日は北ブロックで見かけたのだが、今日は南ブロックで細長く展開している。
単独で行動することが多いのだが、集団も時々見かげる。

帰り道に南ブロックの岸近くで漁をするカンムリカイツブリが
小魚をくわえて上がってきた。


カイツブリ科の冬鳥。頭頂の黒い羽毛が冠のように見えるので冠の名が付いている。

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11月13日   ヒドリガモ

湖上にヒドリガモの群。3~40羽ほどいるだろうか。
一見すると雄が多く、冬毛に変わる途中のエクスプリも多い。


コウノトリ

ヨシ原の道を行くと上空にコウノトリ。
不意を突かれて、カメラの準備が遅れてしまったが、鳥影を捕えることができた。

野田市のHPの  【最新】平成30年11月12日現在コウノトリ位置情報  には次のようにある。

11/12午前8時00分
栃木県栃木市・小山市付近
H28年放鳥【きずな♂】

11/12午前8時00分
群馬県板倉町付近
H30年放鳥【きらら♀】

11/11午後6時00分
栃木県栃木市・小山市付近
H28年放鳥【ひかる♂】

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11月12日   サクラタデ

花の季節は終わったな!と思っても、まだまだ咲いている子もいる。
桜蓼はタデ科の多年草。雌雄異株。
秋が深まると蕾の赤みが強くなって、花の少なくなったヨシ原の道で存在感を増している。

タデ科の花は花弁と萼の区別が付きにくく、花被片と呼ぶようだ。
その花被片の外側が斯くの如く赤くなる。

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11月8日   カロリナポプラ

谷中湖周回路脇に植えられたポプラが見事な黄葉。
(北橋の南のポプラを対岸から見る)

中の島から東橋の先まで20数本が並木のように植えられている。
ヤナギ科ヤマナラシ属。北米原産の落葉高木。別名にアメリカハコヤナギ。
北エントランスの土手下にある「カメラマンの木」もカロリナポプラ。


山鳴らし

風を受けてひらひらと揺れる様は美しい。
聴覚が劣化した散歩人には聞えないが、耳を澄ませば「さわさわ」とささやいているのだろう。

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11月3日   谷中湖満水

谷中湖は10月に入って増水し中旬には満水になったのだが、今年は超満水といっていい。
今日も例年の満水状態を超えた水位をたもっている。

そのころからカモが極端に少なくなった。
水位が例年より上がったためではないかとうわさがあるが真相は分からない。
気温が高いからかもしれない。
今年はまだ霜の降りるような寒波が来ていない。


湖中のシンメトリー

満水の湖水に見える光景。
数学の不得手だった散歩人には解けない数式のように見える。


イノシシの痕跡

史跡ゾーンのヨシ原の道が荒れている。
イノシシが掘り返したようだ。
記録を確かめると、散歩人が、イノシシの存在を知ったのは2012年の冬だが、
そのころはこのような痕跡を見ることはなかった。

その後、第2、第3調節池に痕跡が見られ目撃情報も多くなった。
いよいよここにも進出したようだ。イノシシは夜行性だが、
10月29日朝8時ごろ足利市の市街地でイノシシに噛まれる被害があったと報道されている。
油断はできない。

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11月1日   ク コ

道端の枸杞に花が咲いて・・・、実も熟した。

子どものころ、この実を潰してふくらはぎに塗り付けると駆け足が早くなると伝えられていた。
ほんとかどうかは分からなかったが、土手向こう(土手の向こう側=河川敷)にこの赤い実を採って塗り付けた。

漢方では、この赤い実を乾燥させて枸杞子(くこし)と称する。
日本でも、平安時代には不老不死の薬だったと云う。

足腰の弱り、視力回復、めまい、鎮咳、老化防止、疲労回復、精神安定、不眠、滋養強壮に薬効があると云う。
まさに万能薬ということか。


実を食べてことはないがクコ酒として、春先の新芽は天ぷらで食べてことがある。


ナス科の落葉小低木。

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