2018年4月

直線上に配置

4月29日   子ども広場

晴天微風の子ども広場。
家族連れがバーベキューを楽しんでいる。

お花畑

連休に備えて除草が行われたのだが、
一部が残されてお花畑のようになっている。粋な計らいだ。
大きな黄色はオオジシバリ、小さな黄色はオヘビイチゴ。小さな紫はムラサキサギゴケ。


オニグルミ

谷中湖周回路脇のオニグルミの葉も大きくなってきた。
近づくと花序が見える。

オニグルミは雌雄同株で、垂れ下がっているのは雄花の花序。
右の赤い花序は雌花。(拡大)

金槌を使わないと割れないほどに実が硬いことから鬼胡桃
(硬い実を割る専用のくるみ割り器もあるようだ)
クルミ科の落葉高木。
遊水池では、住居跡の森や渡良瀬川の河川敷にある。
史跡ゾーンの秋には、オニグルミの実を採る人&拾う人に出会う。

直線上に配置

4月26日   霊峰富士

恵みの雨が大気が澄んで関東を取り巻く山々が姿を現した。
西南には霊峰富士。
(拡大)

赤城山

云わずと知れた上州の名山。すそ野は長し赤城山


袈裟丸山 皇海山

渡良瀬川の最初の一滴は皇海山。

獅子雲

ヨシ原を行くと、皇海山の右に獅子頭・・・。或いは竜頭に見えるだろうか。

散歩人は未だにくじらぐもには出会っていない。

直線上に配置

4月23日   ジロボウエンゴサク

思川東岸の草むらにジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)。
ケシ科キケマン属の多年草。有毒。


ムラサキケマン

近くにはムラサキケマン(紫華鬘)も花を咲かせている。
花だけを見るとジロボウエンゴサク、ヤマエンゴサクと見分けがつかない。
ケシ科キケマン属の多年草。毒草。

直線上に配置

4月21日   フジバカマ

第2調節池の土手斜面にフジバカマが狭い範囲だが散見できる。
フジバカマ自生地として守られていた10年ほど前には見事な花を咲かせていたのだが、
その後に消えてしまった。
とかく自生は難しいと合点していたのだが、また出てきた。

フジバカマ自生地として守られていた10年ほど前には見事な花を咲かせていたのだが、
その後に消えてしまった。
とかく自生は難しいと合点していたのだが、あったのだからまた出てくるとの思いはあった。

万葉集:秋の七草:「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また
藤袴 朝貌の花」と詠まれる正真正銘の在来種!
遊水池でも自生は限られている。キク科の多年草。準絶滅危惧

直線上に配置

4月16日   フデリンドウ

土手斜面の枯草の中にサファイヤのごとき・・・、フデリンドウ。

先週訪れたときには見当たらなかったが、今日は可愛い花が広範囲に散見できた。
蕾が筆に似ているので和名は筆竜胆。リンドウ科リンドウ属の越年草。


ニオイタチツボスミレ

この花も可憐だ。
ニオイタチツボスミレと思われる。
昨年は出会えなかったが土手の斜面を舐めるように探索すると、やっと出会えた。
下から見るとこんな顔をしている。

匂うから匂立坪菫なのだが・・・、散歩人の劣化した嗅覚ではっきりとは確かめられない。

直線上に配置

4月11日   カサスゲ

ヌマアゼスゲより大型の花を付けているのはカサスゲ(笠菅)。
ヌマアゼスゲと同様に雌雄同花で上部の茶色い房状が雄花。
下に雌花があり、白っぽい毛様のものは雌しべの柱頭。
名前のとおりに菅笠や蓑に用いられ、かつては貴重な現金収入になった。

ヌマアゼスゲと比べて大型で葉が太い。カヤツリグサ科の多年草。

直線上に配置

4月11日   ヌマアゼスゲ

史跡ゾーンのヌマアゼスゲ(沼畦菅)が花を付けた。
雌雄同花で、上部の茶色い房状の雄花。
下に雌花があり、白っぽい毛様のものは雌しべの柱頭。

カサスゲ(笠菅)は菅笠や蓑の材として大いに役立ったのだが、葉が細いヌマアゼスゲは役に立ちそうもない。
遊水池では、何の役にも立ちそうもないヌマアゼスゲの方が多い。
ヌマアゼスゲは、カサスゲと比べて小型で葉が細い。カヤツリグサ科の多年草。
貴重種;絶滅危惧II 類(VU)


直線上に配置

4月8日   賑わいのヨシ原

様々な植物が芽を出してヨシ原が賑やかになってきた。

トネハナヤスリ

既に胞子葉が成長している。

チョウジソウ

思いもよらぬところにあるもんだ!

シロネ

太い根が白いから白根だと云う。安易な名を付けられてしまった。

ノダイオウ

野っぱらの大王かと思ったら野大黄だと!

ノカラマツ

この時季何処でも見られる。

エキサイゼリ

小さな花を咲かせるこの植物は、
江戸時代の富山藩主前田益斎にちなんで和名は益斎芹

ハナムグラ

とは藪をつくるほど密生する植物だと云う。

ワタラセツリフネソウ

2005年9月の日本植物学会に新種として発表された。
遊水池の秋を彩る。和名は渡良瀬釣船(吊舟)草


ニョイスミレ

上から見るとこまっちゃくれた花なんだが、
小さな花を下から覗くとかくもかわいい顔をしている。

遊水池の植物観察はこの時季が最も面白い。

直線上に配置

4月3日   不明のスミレ

谷中湖周回路の縁石の隙間に見慣れぬスミレがある。
中の島の周辺にたくさんあるこのスミレは花を咲かせない。
様相はスミレやアリアケスミレとは一見して異なる。
数年前から気になっていたのだが、スミレの花の時季の散歩はヨシ原の道になるので花を見損ねていたのだろうか。
ということで、一昨年、昨年からこの時季にここも回ることにしたのだが・・・。
やはり花が見えない。

葉を分けて中を覗くと閉鎖花大きくなっている。
割って見るとまだ若い種子がびっしりとある。

葉柄に細い翼があるように見える。
葉柄や葉の裏には繊毛がびっしりとある。

このスミレはいつか花を咲かせるのだろうか。

直線上に配置

4月1日   葦の角

ヨシ焼きできれいな更地になったヨシ原にヨシの芽が大きくなってきた。
(小さな緑はトネハナヤスリ)
例年より大分早いのだが・・・、4月になってからの低温が心配だ・
ヨシの若芽は低温に弱い。

直線上に配置

アマドコロ

ヨシ原の中にはあっちこっちでアマドコロの群落が見られる。
その間にノカラマツの芽も大きくなった。


半焼け

今年のヨシ焼きは苦戦して残りヨシが多い。
残りヨシの中を覗くと、地面を覆ていたヨシの枯葉は燃えて裸地になっているところも多い。
ぽつぽつとある緑はゴマノハグサ。

ゴマノハグサ

葉を捩ると胡麻の臭いがするということで、和名は胡麻葉草。ゴマノハグサ科の多年草。
茎が高く伸び上がって、夏に小さな花を咲かせる。
貴重種;絶滅危惧II 類(VU)


直線上に配置