2018年9月

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9月28日  ワタラセツリフネソウ

渡良瀬釣舟草の開花は例年より一週間ほど遅れたろうか。
ここにきてようやく盛りになった。

この子は最初の一輪を咲かせ始めた。


アメリカオニアザミ

ごっつい棘を纏っているのは亜米利加鬼薊
ヨーロッパ原産の帰化植物。キク科アザミ属の2年草。
環境省から要注意外来生物に指定されている。

ごっついが花は可愛らしい!


ツルボ

2~3日前に刈り払いした草原に蔓穂が3株。
花が咲いていることに気づいた作業員が残してくれた。粋な計らいだ。

いろいろ調べてみると、キジカクシ科ともユリ科とも・・・。
地下に球根を有する多年草。
第三調節池の土手斜面に大きな群落がある。

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9月24日  芋名月

今日は無月かと諦めていたのだが、かくのごとき名月。
里芋の煮つけを頂いた。

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9月22日  ヒガンバナ

延命院廃寺の共同墓地南斜面。彼岸花が満開になっている。

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9月20日  タヌキ

池内水路脇の道を行くと・・・、犬か?
カメラの可能な範囲まで近寄って撮って見るとタヌキ。ホンドタヌキのようだ。

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9月19日  オオモクゲンジ

大木欒子中国原産でムクロジ科の落葉高木。別名に袋実木欒子
中の島脇の草原と東橋の袂にそれぞれ1本見られる。

遠目には黄色い葉のように見えるが小さな花がびっしりと咲く。

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9月15日  ヒガンバナ

延命院廃寺の共同墓地に彼岸花が咲き出した。
毎年、史跡を守る会の人たちが除草してくれるので美しい姿を見ることができる。

毎年秋の彼岸の頃咲く。ヒガンバナ科の多年草。有毒。
別名に曼珠沙華死人花地獄花幽霊花剃刀花狐花捨子花など。
別名が示すように最近まで忌み嫌われていたが、近年は各地の群落に多くの人が訪れる。
埼玉では日高市の巾着田が最も有名な観光名所となっている。

日本に自生しているヒガンバナは全てクローンで、また3倍体であるため種子はできない。
古い時代に中国から伝わった一つの球根から増殖し全国に広まったのだと云う。

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9月10日  フジバカマ自生地

第2調節池の土手斜面。この斜面はフジバカマの自生地。
きれいに除草されている。
フジバカマもカットされたのだが逞しくも新しい芽を出している。

10年ほど前まではロープが張られて保護されていた。除草はされなかったので毎年花を見ることができた。
2007年にはMAXとなったのだが、次の年には見当たらなくなった。

が・・・、ここにきて10前と同じように再生してきたのだ。
とかく野生のものの保全は難しい。

子ども広場のホソバオグルマも同じく、
1年に何回も刈られて生きながられてきたフジバカマだから、まだまだ生き長らえることだろう。

藤袴はキク科ヒヨドリバナ属の多年草。秋の七草の一つと詠まれている。
貴重種;準絶滅危惧 (NT)

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9月8日  ワタラセツリフネソウ

史跡ゾーンでも渡良瀬釣船(吊舟)草が咲き出した。
例年よりも開花が遅いようだ。
ツリフネソウ科の一年草。渡良瀬遊水地にちなんで名付けられた。

2005年9月の日本植物学会に発表された新種。
学名には、発見者の大和田氏(渡良瀬遊水地の植物研究者)と渡邊教授(愛知教育大助教授・当時)の名が付けらている。
Impatiens ohwadae M.Watanabe et Seriz.

詳しくは、研究者(発見者)のHPを参照されたい。

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9月5日  コバノカモメヅル

少雨酷暑の8月にはヨレヨレで枯死してしまうかと心配していたのだが、
このところの降雨ですっかり回復した小葉の鴎蔓

ガガイモ科の多年草。
葉も花もガガイモにはちっとも似ていないが、実(袋果)はガガイモに似ている。
種子が熟すると大きな綿毛を付けて宙を舞う。

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9月1日  オトギリソウ

10年ほど前にこの場所で1個体を見ているのだが、久しぶりのご対面であった。
オトギリソウ科の多年草。薬草。

秘薬として門外不出の秘密を弟が漏らしたため、怒った兄が弟を切りつけたという平安時代の伝説があり、
弟切草とな名付けられた。花や苞に黒点見られるが、これは飛び散った弟の血だと云う。
別名に血止め草鷹の傷薬の異名がある。


シロバナナガバノイシモチソウ

遊水地ではここにだけ見られる
白花長葉石持草
葉の腺毛から粘液を分泌し捕虫する。モウセンゴケ科の食虫植物。
貴重種;絶滅危惧II 類(VU)

大きい虫を捕えて長い葉で巻き込んでいる。
粘液が少ないようだ。昨夕の激しい雷雨で流されてしまったのだろうか。

小さな花だが可愛らしい。


ゴマクサ

花や実がゴマに似ているので
胡麻草。ゴマノハグサ科の一年草。
この場所では毎年見られるのだが今年は特に多い。
貴重種;絶滅危惧II 類(VU)


ミミカキグサ

小さな黄色い花を付けているのはミミカキグサ。実が耳かきに似るので
耳掻き草。タヌキモ科の多年草。
地下茎の捕虫嚢がミジンコやプランクトンを捕食する食虫植物。
貴重種;絶滅危惧II 類(VU)

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