2019年1月

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1月30日   ミサゴ

上空を一直線に通っていった猛禽は、雎鳩)。
魚を狩ってきたようだ。
谷中湖が減水すると漁がし易くなって、魚を掴んだ姿をよく見る。

ミサゴは全国的には留鳥だと云うが、
「渡良瀬遊水地の野鳥図鑑」には次のようにある。

以前は秋の移動の途中に立ち寄るものだけだったが、
最近では数羽が越冬し、そのまま越夏するものまで出てきました。
環境省指定:準絶滅危惧種(NT)

タカ科目ミサゴ科ミサゴ属。魚鷹の異名がある。


ミコアイサ

静かな湖面に巫女秋沙。(左は♀、右二羽が♂)
冬季には♂の全身が白くなるので、巫女に見立てて・・・、目の周りが黒くなるのでパンダガモの異称がある。
カモ科アイサ属の冬鳥。

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1月26日  ベニマシコ

アキニレの木に紅猿子。アトリ科の冬鳥
北海道や青森県下北半島で繁殖して、冬になると本州以南に渡ってくると云う。
可愛いので人気がある。

散歩人は野鳥を撮るために遊水地に行ってるわけではないが、
例年この季節には、休憩地としている史跡ゾーン広場のアキニレの木でよく見かける。
ところが、今シーズンはめったに見かけない。

散歩人が雌雄そろっている絵を撮ったのは今シーズン初めてなのだ。
渡来数が極端に少ないのだろう。

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1月21日
  カ モ

水位が下がった岸辺にカモの群。
何故だかは分からないが、この冬は谷中湖の水鳥が少ない。

10月以降谷中湖は増水して例年より水位が高くなったからだと言う人も、
10月11月の気温が高かったからだと言う人もいるが・・・?

とは言ってもわんさいる。


真鴨と少しの緋鳥鴨

しばらく見ていると飛んだ!


散歩人が脅かしたのではない。近くをスポーツバイクの群が通ったのだ。
念のため!


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1月18日  チュウヒ

ヨシ原の彼方に沢鵟(宙飛)がV字飛行。タカ目タカ科の冬鳥。
絶滅危惧IB類 (EN)
渡良瀬遊水地野鳥図鑑には次のようにある
 チュウヒはヨシ原に住むという習性、渡来数の多さから、渡良瀬遊水地のシンボルバードとよんで良いでしょう。


もう少し近寄ってくれないかとカメラを構えていると・・・。後方から白い影。

ノスリ

後方から鵟(野擦)が頭上を通過していった。
シャッターが遅れたが白い鳥影は捉えた。願わくば正面から来ていただきたい。

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1月13日  キタミソウ

池内水路谷中橋廃橋南側(下流方向)の露になった川底。
12月に入ったときには発芽間もない北見草小さな個体がたくさんあったのだが・・・。
今日は個体数は少ないが、大きくなって花を咲かせているものもある。
この個体は赤く変色しているが枯れてはいないようだ。


霜柱に持ち上げられて根が露になったこの子たちは枯れてしまうだろう。


谷中橋廃橋の真下の個体はさほどの成長はないように見えるが良い色をしている。

この冬は暮れから雨が降っていない。
この川底は例年より乾いているので強力な霜柱がなかったのだろう。
天気予報ではしばらく降雨がないようなので、温かくなるまで生き長らえるかもしれない。

北海道の北見地方で発見されたのでこの名が付けられた。ゴマノハグサ科。
貴重種;絶滅危惧II 類(VU)

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1月10日  北の山々

(拡大)
関東各地で冬一番の寒さと報道していた。
この地方は雲だ多い天候であったが、北の山々は日の光を浴びて一段と美しい姿を見せた。
第一排水門土手からは、太平山の右方向に高原山、さらに右方向には冠雪の那須岳が美しい。


高原山

高原山は栃木県北部ある火山群(最高峰は釈迦ヶ岳)で馬蹄形のカルデラを持つ。

鶏頂山・・・・・1.765m
西平山・・・・・1,712m
中岳・・・・・・・1,728m
釈迦ヶ岳・・・・1,795m
峰・・・・・・1,540m

高原山は黒曜石の産地で、剣ヶ峰には後期石器・縄文時代の黒曜石採掘坑が発見されている。
採掘坑の年代は放射性炭素測定で18,00~19,00年前頃だという。


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1月8日   ダイサギ

このところ、何故かは分からないが下宮橋の谷田川上下流に大鷺が集まっている。
ダイサギはペリカン目サギ科の留鳥。

抜き足・・・・・

水際などの浅いところで抜き足差し足で歩きながら餌を探す。

散歩人はこの姿を見るたびに、抜き足鷺足でもいいなと思っているが、如何ですか。

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1月7日  カワラヒワ

この冬は野鳥が少ない。
谷中湖のカモ類も少ないし、何よりもベニマシコが少ないのは楽しみを失った感がある。
史跡ゾーンのアキニレに小さな鳥が動いていたので構えると、
飛び去ってしまった。
カメラを確かめると端っこに河原鶸が写っていた。

野鳥の人には興味のない野鳥だが、飛ぶ姿を下から捕えると、斯くの如く華やかだ。
スズメ目アトリ科の留鳥。

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1月2日  巡視車

巡視車がやってきた。
7~8年前には、4月から6月まで回ってこないこともあったが、
今は、年末も年始も一年中休むことなく動いている。

散歩人にとっては頼もしい限りだ。

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1月1日  初日の出

今年の元旦も晴れ。
中央エントランス付近(下宮)から見ると、古河市の街並みから日は上る。

霊峰富士

この地方からは南西方向に見える富士山。

チュウヒ

いつもの散歩道から少しだけショートカットしたら・・・、
宙飛が頭上を通過した。

これほどの距離でチュウヒを捉えたのは初めてだ。
野鳥専門の人たちからしたら笑われてしまうほどなのだが、散歩人としては満足!

富士と鷹を見られた元日に、夜には昨夜のナスの天ぷらを食べたので完璧。
今年は縁起が良さそうだ。

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