2019年12月
12月29日 赤城山
昨日も雪雲に煙っていた赤城山が姿を現した。
慣れ親しんだ赤城山のこの姿は散歩人の原風景の一つ。
群馬県では、上毛かるたに「裾野は長し赤城山」と詠まれて親しまれている。
大沼、覚満淵、小沼などのカルデラ湖を、
黑日山桧山、駒ヶ岳、地蔵岳、長七郎山などが取り巻いている複合火山の総称が赤城山である。
雪の後には左に見える荒山、長七郎山の美しいすそ野が見えるが、
普段は見えるのは右端の黒桧山の裾野の稜線だけである。
父親から「すそ野が長い山が赤城山」と教わり、この黒桧山のすそ野を子どものころの目印としていた。
黒桧は赤城山の最高峰で1,828m。
12月28日 八ケ岳
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期待した雪景色の赤城山は雪雲に煙っているが、西の山々は姿を現した。
遊水地から見ると、八ケ岳は両神山の右(北)側に位置する。
八ケ岳は山梨と長野にまたがり2千m級の山々が連なる大火山群。こちらからはその一部が見られる。
最高峰は赤岳で2,899m。
12月26日 野鳥観察台
谷中湖中の島の野鳥観察台は老朽化のため2017年3月以来閉鎖されていた。
2~3日前から工事が入っていたが、今朝には扉が開いた。
谷中湖の水位が下がっているので水鳥の数は減ってはいるが、散歩の楽しみは一つ増えた。
12月24日 西の山並み 秩父山地
(拡大)
遊水地の冬は山々が美しい季節。
北の山々も西の山々も今朝はこのーズンで一番の美しい姿を現した。
暇に飽かせて甲武信ヶ岳を探してみた。
秩父は一昨日に降雪があったようで輪郭を現した武甲山はすぐに見つかる。
武甲山は石灰岩の山。
北斜面が日本屈指の良質のセメントを産出する。
階段状に採掘されたのでその跡に雪が積もって縞状の模様を作る。
甲武信ヶ岳
中央の小さな頂が甲武信ヶ岳。
甲州、武蔵、信濃の境界にあるのでこの名が付けられたと云う。
よい名だと思う。標高は2,475m。
Googleマップで測ると遊水地までの直線距離は約90km。
12月23日 ベニマシコ(♂)
月曜日だから中央ゲートが閉まっている。車が入れないから史跡ゾーン広場は借り切り状態なのだ。
アキニレの木に小鳥の気配。近寄ってみると雀に混じって紅猿子。
撮り放だいなのだが、邪魔物が多く苦労した。カメラが邪魔物に目くらましを食って焦点が合わないのだ。
撮り放だいのなか苦労して撮った1枚。
アトリ科の冬鳥。
北海道や青森県下北半島で繁殖して、冬になると本州以南に渡ってくると云う。
可愛いので人気がある。
12月20日 台風19号の痕跡
囲繞堤の斜面に残っている枯れヨシ。
これは台風19号の痕跡。
枯れヨシの中にはペットボトルや空き缶が混じっている。
棒大な量だがどうなるのだろうか。
※囲繞堤とは ; 遊水地と河道を仕切るための堤防のこと。
12月16日 ミコアイサ
池内水路の巫女秋沙。毎日見かけるが相変わらず人影に敏感だ。
カメラを構え直そうとすると、一瞬のスキに舞い上がってしまった。
今日も水面を蹴って飛び立つ姿は撮れなかった。
12月13日 北の山並み
このところNHKの天気予報はハズレが多い。
昨日からの天気予報は今日は晴れとり、早朝も関東は晴れ、7時にも午前から午後にかけて晴れとあった。
散歩の時間はピーカンのはずだったが上空の雲は取れなかった。
しかし、北の山々の上空は晴れて、撮ると山並みが美しい。
写真右は栃木、群馬県境の錫ヶ岳。2,388m。この地方からは日光白根山の左に位置する。
キ ジ
ヨシ原の道を行くと雉が2羽。
遊水地のキジは珍しくもないが、雄2羽はきっと初めてのこと。にらみ合っている。
精一杯膨らまして威嚇している。 縄張り争いだろうか。
しかし、散歩人の気配を感じて仲良く(?)ヨシ原に入っていった。
日本の国鳥とされているが狩猟対象にもなっている。
昔のことだが、アルバイト先で命じられ捌いたことがあった。鍋にして食べてがうまかった。
勿論、遊水地はすべてが禁猟。
12月8日 チュウヒ
池内水路脇の道を行くと、彼方にV字飛行する怪しい鳥影。
宙飛のようだ。タカ目タカ科チュウヒ属の冬鳥。
貴重種;絶滅危惧ⅠB類
身を翻したこの子は、果敢にも白根山の頂を越えていった。
・・・ように見える。
12月3日 ミコアイサ
10月の台風19号の浸水による影響で閉鎖されていた谷中ブロック周回路が解放された。
ヨシ原の道に入ろうとすると池内水路に巫女秋沙。
不意を突かれて水面を蹴って飛び立つチャンスは撮りそこなった。
ミコアイサの雄は冬季に全身が白くなるので、巫女に見立てて・・・、目の周りが黒くなるのでパンダガモの異称がある。
カモ科アイサ属の冬鳥。
池内水路の護岸ブロックが2枚しか見えない。満杯状態だ。
2017年の1月にもこの状態になったが、聞くところによるとこの水路上流のポンプの修理のためと云う。
10月の浸水によってやはりポンプが壊れたのだろうか。
12月1日 熱気球
午前中は概ね曇りとあった天気予報が見事に外れて穏やか散歩日和となった。
谷中湖北ブロック上空には熱気球がゆっくりと浮いてきた。
湖面のカモたちは若干騒がしくなって、飛び上がる動きもあるが怖がってはいないようだ。
写っているのは真鴨の♂。
のどかなもんだ!
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