2019年8月

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8月6日    オニバス自生地(北川辺)

北川辺のほぼ中央に鬼蓮の自生地がある。
かつては利島村と川辺村の境にあった細長く大きな越中沼があったところ。
昭和30年代に利根川と渡良瀬川の川底を浚って埋めたてられて田圃になって、中央に1mほどの排水路が作られた。
昭和57年、その排水路にオニバスが復活した。
以後、保全活動が行われているが・・・。どんな植物でも野生植物の難しいもの。
スイレン科の一年草。ここは埼玉県では唯一の自生地。重種:絶滅危惧 II 類(VU)

再生した自生地は右の細い水路で 水路いっぱいに巨大な葉がひしめき合う状況は見事なのだが・・・。

今年は貧相だが、拡張した場所には葉がひしめき合って花も多い。

訪ねてのは正午ごろ。ほとんどの花は閉じていた。オニバスの花は9時ごろに開いて午後には閉じてしまう。
見頃は10~11時ごろだろう。
それにしてもこの世のものとは思えない神秘的な美しさだ!

花は9月の中ごろまで見られる。

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8月3日    谷中湖西橋

谷中湖西橋たもとにはブルーシートが敷いてある。
今夜行われる古河の花火を撮影するには絶好のポイントのようだ。
湖面に映る花火が撮れるのだろう。

我が家からは・・・。
2階の窓から頭を出して首を左に向けると見える。

子どものころには、古河の花火は関東でも有名らしく、浅草から臨時列車がやってきたものだ。

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8月1日    池内水路


5月21日の降雨で第一排水門が閉じ谷田川の水が池内水路に回ってきた。
その際、枯れヨシなどの浮遊物に混じってオオフサモやホテイソウなどの水生植物も流れてきた。

アゾラ

当初は浮草だろうと気にもしていなかったのだが、変わった様相を示すようになって、
梅雨明けごろから赤く染まった。
岸辺に流れ着いたものを撮ると・・・。

調べると、浮遊性の水生シダでアカウキグサの仲間のようだ。
アカウキグサの仲間は判別が難しく、アカウキグサの属名のアゾラと扱われることがあるようだ。
池内水路では最近まで緑色だったが、ここにきて赤くなった。
(真夏や真冬には赤くなるのだと云う)


ホテイアオイ


5月に流れてきた布袋葵は、店先でひとつ100円で売られているような大きくないものが散見できた程度であった。
以前にも流れてきたことがあって、さほで注意を払うようなことにならなかったのだが・・・。


今年は増殖している。(冬には枯れるだろうからそれほどの心配はしていない)
ホテイアオイは南米原産でミズアオイ科の水草。別名にホテイソウ、ウォーターヒヤシンス。
世界の侵略的外来種ワースト100とされているのだが、日本では特定外来生物ではなく要注意外来生物に指定されている。
そのため観賞用にも栽培されているし、販売もされている。
加須市の大利根道の駅では隣接する田んぼに植えられ花の時期にはマスコミに取り上げられることもあるのだが・・・。

暖かい地方では水路いっぱいに繁殖して除去に苦労しているのだ。
参照  「ホテイアオイ駆除」

BSフジで再放送されている『懸隔商売』を観ると、小舟で行き交う水路は近江八幡の水郷地帯がロケ地なようだが、
水路の端や舟着き場にどっさりとホテイアオイが映っている。


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