2020年10月

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10月31日   タヌキ

ヨシ原の道を行くと。イヌ科タヌキ属の食肉類。夜行性。
遊水地でタヌキを見かけることはさほど珍しいことではないが、大抵は人の気配を察して逃げる。

この子は、5~6mに近づいても逃げることなく散歩人を真正面に見て固まっている。
人間を初めて見た子狸なのだろうか。
さらに近づくとさすがにヨシ原の中に入っていった。

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10月26日   谷中湖満水

台風の季節が過ぎたからだろうか、谷中湖は満水!


ワタラセツリフネソウ

花期はとうに過ぎたのだがここにはまだ花がある。
今年見納めの渡良瀬吊船草

熟した実を触ると弾けて種子を放出する。

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10月24日   野鳥観察会

史跡広場に集うのは野鳥観察の人たち。
冬鳥たちが渡ってきて、探鳥の人たちが増えてきた。ゆるい観察者の散歩人の適期は木々が落葉してから。


10月20日   赤城山

報道によると、秋の前線が太平洋に抜けた今日からが安定した天候になるという。
ヨシ原の彼方に群馬の名峰赤城山も姿を現した。



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10月20日   アサギマダラ

フジバカマの花から蜜を吸っているのは浅葱斑
長距離の旅をする蝶として知られている。
日本で、夏から秋に産卵し幼虫は越冬羽化した成虫が遥か西南諸島に渡っていくのだと云う。
(暖かい地方では越冬する個体もあるようだ)

調べてみると、
マーキング調査で、2011年10月に和歌山県で放たれた個体が途中高知県で捕獲され、
83日後の12月に約2,500km離れた香港で確認された記録があるようだ。

今日撮った個体は右の羽が裂けている。無事旅ができるだろうか。

遠くから見ると白く見える羽だが・・・、実際は半透明の水色。これが浅葱色ということで名付けられたと云う。
タテハチョウ科マダラチョウ亜科。

遊水地のあっちこっちを一年中撮りまくっている人が『今年は多い』と呟いていた。

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10月18日   日光白根山

10月とは思えない不順な天候が続いているが、今日午前は久しぶりに晴れて北の山々が姿を現した。
日光白根山は雪を蓄えている。
日光白根山は、群馬県片品村と栃木県日光市の境界にある成層火山。
標高2,578mで関東以北の最高峰。


ヒメミカンソウ

道端の姫蜜柑草の葉が色付いてきた。

小さな実はまだ黄色が薄い。トウダイグサ科の一年草。

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10月11日   ヒドリガモ

野鳥観察台から覗くと、彼方の湖上にざっと100羽を超えるほどカモの大群。
緋鳥鴨が渡来したのだ。カモ科マガモ属の冬鳥。

いよいよ賑やかになった谷中湖である。


タカアザミ

この季節、史跡ゾーンのヨシ原の道での楽しみの一つは高薊
今年は、シロバナタカアザミ同様に極端に少ない。
(昨年の洪水の影響ではないかと思っている)
この場所には3個体が確認できていたのだが、ヨシやヤブガラシなどの蔓性植物に引き倒されて、
この一本だけが辛くも持ち堪えた。
草丈はざっと170cmほどで小さいが体面は保っている。

この花はいつも懐かしく感じる。キク科アザミ属の越年草。

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10月6日   ハジロカイツブリ

谷中湖の中道から見ると小さな鳥影が三つ。撮り開いてみると目が赤い。

今シーズン初めて見る冬鳥だ。
日本には大陸で繁殖したものが渡来するのだと云う。
今、谷中湖の水位が思いっきり低いので小魚などの捕食は容易いだろう。

カイツブリ科カンムリカイツブリ属。


ゴキヅル

谷田川の岸辺に合器蔓が薄緑の花を咲かせている。

岸辺の柳に這い上がった蔓に実もなっている。実が蓋(下部)のある器に似ることが名前の由来。
蓋を開けると黒っぽい種子が二つ入っている。

ウリ科ゴキヅル属の一年草。

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10月2日   ホシアサガオ

谷中湖の護岸に小さな花を咲かせているのは星朝顔
様子はマメアサガオに変わらないが、葯が白いことと花柄が長いことから区別ができる。

ヒルガオ科の一年草。北アメリカ原産の帰化植物。花の形が星に似ていることから名付けられた。
ホシアサガオと同様に空き地などでも見られる。

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10月1日   ワタラセツリフネソウ

花の盛りを終えようとしている渡良瀬吊船草だがまだまだ華やかだ。
実が目立ってきたが蕾も多い。今月中頃まで楽しめそうだ。

花の中を覗くと・・・、白の無斑型。
根気よく探せば4つの花型が見つかるのだが、今年は根気が続かない。

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