2021年1月
1月31日 ミコアイサ
北ブロックの真ん中。
干し上げで狭くなった水場に小さな鴨の群れ。
これはミコアイサの大群。
鳥を追いかけているわけではないが、これほどの大群を見たのは震災の年の冬(2011~2012年)以来だ。
プリントしてざっと数えるとおよそ250羽。
遊水地や周辺に渡来していたものが集まったのだろうか。
1月30日 麓峰富士
今日も冷たい赤城おろしの強風で寒い散歩だったが、このような日は山がよく見える。
しばらく雪がほとんどなかった富士山が美しい姿を現した。
先週末と一昨日の降雪できれいにお化粧したのだ。
たまたまだが、昨年同日の写真が残っていたので比べると・・・。
PCで強調すると、やはり今日の雪の層は薄い。
今日の写真ではギザギザ模様の吉田口の登山道・下山道がはっきりと見える。
1月25日 谷中湖減水
ここにきて、谷中湖は急激に減水した。
南ブロックの真ん中を横断するように姿を現したのは、谷中湖造成のために造られた工事用の道路だろう。
誰かが『谷中湖の御神渡り』と名付けたらしい。
小さな鴨
西橋から見下ろすと、小型の鴨が数十羽。
ミコアイサ・キンクロハジロ
ミコアイサとキンクロハジロが群れているのだ。
減水し浅くなったので小型の魚が狙いやすいのだろう。
それにしても、今年の谷中湖はミコとキンクロが多い。
1月18日 北の銀嶺
9時前に遊水池に着くと細かな雪が落ちてきた。すぐに止んでしまったのだが、9時からは晴れの天気予報は見事に外れた。
厚い雲に覆われている遊水地から見ると、北の山々だけが輝いている。
右の日光白根山と左の皇海山の間に雪に覆われた山が2つ。目立たない山だが今日は輝いている。
錫ケ岳
栃木片品村と群馬県沼田市の境にある。標高2,388m。
笠ケ岳
ちょこんと顔を出しているのは笠ケ岳。群馬県片品村と沼田市の境にある。標高2,246m。
1月13日 霧 氷
昨日の湿気が今朝は深い霧となった。
霧の切れ目から日の光が差し込むと、谷中湖周回路脇のしだれ柳が白く輝いた。
細い枝に霧が纏わりついて凍ったものだ。
雑木林の中にも白い枝。
日陰のアメリカセンダングサにも氷に覆われている。
霧深い朝にはガガイモの綿毛などにきれいな水滴が付くことはあるが、凍ることは滅多にない。
これも霧氷の一種だろう。
1月11日 北の銀嶺・日光白根山
北の空が晴れ渡って、このところ姿を見せなかった日光白根山の頂が姿を現した。
日光白根山は、群馬県片品村と栃木県日光市の境界にある成層火山。
関東以北の最高峰で、標高2,578m。
白根山の左の小さな頂は錫ケ岳。成層火山で、標高2,388m。
山頂はたっぷりの雪だ。
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1月10日 北の銀嶺
ヨシ原のかなたに雪を戴いた日光の山々。
左の男体山は日光のランドマーク。
右は女峰山。真ん中は真名子山(大真名子山・小真名子山)。
日光三山とは男体山、女峰山と太郎山なのだが、こちらからは太郎山は男体山に隠れて見えない。
こちらからは、この三山が日光三山と言ってよいと散歩人は思っている。
富士山には雪が少ないが、遊水地から見る北の山々はたっぷりと雪を戴いている。
日光白根山の山頂は今日も雪雲に煙って見えない。
1月8日 キンクロハジロ
谷中湖東橋から見ると金黒羽白が数羽。
目が金色、頭が黒、そして脇や腹の羽が白。冠羽がある。
良い名を貰ったと思っている。
左が♀で脇の毛が真っ白な右が♂。
カモ科カモ属の冬鳥。
水に潜って二枚貝や巻貝を食べると云う。
1月5日 ベニマシコ
年末年始の休みが終わって中央ゲートが開いた。
史跡ゾーン広場にもカメラを持った人たちが戻って賑やかになってきた。
アキニレの木の白いアトリはいなくなったしまったので、カメラマンの標的は紅猿子に変わった。
アトリ科の冬鳥。
北海道や青森県下北半島で繁殖して、冬になると本州以南に渡ってくると云う。
赤い♂が可愛いので特に人気がある。
1月3日 那須岳
中央エントランスの土手上から望むと高原山の右(東方向)に那須岳。
那須火山帯の南端で栃木県の北部に位置する。
主峰の茶臼岳(1,915m)は見えるが、最高峰の三本槍岳(1,917m)は雲に隠れて見えない。
火山活動が活発で、周辺の温泉は古くから湯治場として知られている。
20数年前、板室温泉の古い湯治旅館に数日滞在したことがあったが、
調べると、建物はそのままだが既に営業していない。
1月2日 高原山
第一排水門の土手から見ると靄ってはいるが高原山が美しい姿を見せている。
左手前は太平山・謙信平。
高原山は日光の東に位置し、日光市と塩谷町の境界にある馬蹄型のカルデラ地形を持つ。
最高峰は釈迦ケ岳で1,795m。
高原山は黒曜石が産出することでも知られている。
ここで産出した黒曜石で作られた石器は静岡県三島市や長野県信濃町などの遺跡でも発見されている。
古いものは約3万5千年前の後期石器時代と考えられていると云う。
また、黒曜石だけではなく石刃ナイフの原料となる珪質頁岩も産地する。
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1月1日 霊峰富士
日本海側や山間地は大雪が続いているが、は関東平野は穏かに晴れ渡った正月を迎えた。
富士山も一段と美しい。
今年の富士山は雪が少なく薄い。
山頂付近を拡大すると登山道(吉田口下山道)のジグザク模様が見えるほどだ。
ミコアイサ
野鳥観察台から覗くと、減水した岸辺近くで巫女秋沙が群れている。
パンダになりかけの♂一羽と♀が9羽。
このところ、北ブロックでもよく見かける。この冬は個体数が多いようだ。カモ科アイサ属の冬鳥。