2021年10月

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10月28日   霧の落とし物

10数年前のことだが、この季節の早朝6時ごろ谷中橋付近を散歩していると、見慣れぬ集団に出くわした。
不審に思って訊ねると、「渡良瀬遊水地の幽玄の霧を見るツアー」で東京からバスで来たという。
その朝は霧はなかったので「霧は気まぐれですから・・・、残念でしたね」と話したことを思い出した。

今朝はお約束の霧の朝。
昨日の降雨でたっぷりと湿った大気と風のない今朝の晴天が濃霧を発生させた。
日が昇って、霧が去った後にはこんなものが残されている。


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10月25日   名残のツリフネ

渡良瀬釣舟草の花はすっかり終わっているのだが、例年、この場所だけは遅くまで咲き残っている。
しかし、もうこれまで。

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10月24日   カンムリカイツブリ

谷中湖北ブロックに冠鳰が10数羽。
今年初めて見る。
単独行動をとることが多いが、時には集団で漁をすることもある。

カイツブリ科の冬鳥。頭頂の黒い羽毛が冠のように見えるので冠の名が付いている。


北の山々

晴れ渡って北の山々の頂が姿を現した。
日光白根山の主峰・奥白根山、男体山、女峰山も雪を頂いている。

日光白根山

日光白根山は、群馬県片品村と栃木県日光市の境界にある成層火山。
標高2,578mで関東以北の最高峰。

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10月21日   日光白根山

谷中湖の中の道からみると、昨日は雪雲で隠れていた日光白根山が雪を頂いて遠望できた。

中央の主峰・奥白根山は今日も煙っている。
遊水地から見られる山々のうちいち早く雪を頂くのは、富士山、八ヶ岳、、浅間山そして日光白根山。

浅間山

浅間山が初冠雪だと報道があったが、雪雲に煙っていて、散歩中には姿を現さなかった。

これからの遊水地は、冬鳥と山の季節なのです。


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10月18日   ホシハジロ

谷中湖中の島近くに星羽白。ざっと10数羽の行列。
カモ科ハジロ属の冬鳥。


キンクロハジロ

撮るときには気づかなかったが・・・、開けてみると金黒羽白もいた!
こちらもカモ科ハジロ属の冬鳥で、シベリヤなどで繁殖し冬には南下し越冬すると云う。
寒波襲来でこれから冬鳥も多くなるだろう。


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10月14日   植物観察会

好天に恵まれた史跡ゾーンで植物観察会。
散歩人がここで休憩をとったのは9時35分から10時までだが、その間に植物観察のグループが3組。
コロナの感染者が激減し、緊急事態宣言も解除されたので遊水地も賑やかになってきた。
これから冬鳥の季節に入って野鳥観察会も始まる。


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10月8日     冬 鳥

このシーズン初めて見る冬鳥。
マガモ一対と、左はヒドリガモのようだ。

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10月5日     燕

下宮橋近くの草原の上空でツバメが乱舞。ざっと100は超えるだろう。

野鳥の先生に訊ねると、
「ツバメは既に南帰しているから、ショウドウツバメ(小洞燕)ではないか」とのこと。


アケビ

見上げるとアケビの実。右の実が食べごろだがはるかに高く届かない。

手の届く低いところにある実を狙っているのは散歩人だけではない。
大抵は採りつくされてしまうのだが、この一品は幹の裏に隠れていたもので、今日食べごろをゲットした。
これを口いっぱいに含んで、種子の周りの果肉を溶かして残った種子を口を尖がらして、
散弾銃のごとく噴き出すのが・・・、これが快感なんだな!
今年は豊作のようでいっぱい生っている。


環境学習

史跡ゾーン広場に子どもたちの声。
コロナの緊急事態宣言が解除されて、環境学習が再開したようだ。


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10月2日     ホソバイヌタデ

谷田川河畔の細葉犬蓼群落は、昨日の雨で洗われて瑞々しく満開になっている。
タデ科の一年草。貴重種:準絶滅危惧(NT)


ワタラセツリフネソウ

ヨシ原のワタラセツリフネソウ群落。
10月に入ってもまだまだ花盛り状態だ。


花を覗くといくつかの実を付けているがまだ蕾もある。
あと1~2週間は持ちそうだ。
昨日の台風の風で花弁に裂けている。
この花は黄色・斑点型。
参照➡
花の4型

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