2021年11月

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11月30日   遥かな銀嶺

第一排水門から赤城山を望むと左側に薄っすらと白い帯が見える。
PCで霞を取ると白い山並みが見える。


白砂山は長野・群馬・新潟3県の境に位置し、標高は2,139m。
渡良瀬遊水地からは約100kmの彼方にある。

岩菅山(いわすげやま)は長野県の山。志賀高原の近くに位置し標高は2295m。
遊水地からの距離は約110km。


キタミソウ

第一調節池の池内水路は11月に入って減水し底が露わになった。それから約一か月。
芽を出したキタミソウが大きくなってきた。
既に花を付けている個体もあるが、ランナーは伸ばしていない。
この子たちが無事に冬越しできるか観察してみよう。
北見草はゴマノハグサ科の多年草。貴重種;絶滅危惧II 類(VU)

地面に薄い緑色を塗ったように見えるのは、極小さなフウセンモの密生。
写真左端に大きな球体が見える。


フウセンモ

風船藻フウセンモ科フウセンモ属の藻類。
肥沃で湿り気があり日当たりのよい地上に現れると云う。


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11月23日   北の山並み

昨日の雨できれいに洗われた。北の山々は晴れ渡って太平山が鮮明な山並みを現した。

子どものころから見慣れている散歩人はこの山並み(小さな山脈のように見える)全体を太平山と呼んでいる。
国土地理院の地図には3つのピークが記されている。
馬不入山(うまいらずさん) 345.2m  
※「うまいらずやま」ともいわれる。
晃石山(てるいしさん) 419.1m
太平山(おおひらさん) 341m

なお、小さな山脈のように見えるここは太平山県立自然公園に指定されている。
よって、散歩人はこの山脈全体をこれからも太平山と呼ぶことにする。

太平山の右端は謙信平。戦国時代に上杉謙信が陣を張ったと伝えられ、昔から桜の名所。大平団子が名物となっている。


男体山

チュウヒが越えた(?)男体山には今日も雪がない。

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11月19日    コウノトリ

谷中湖周回路脇の放送塔にコウノトリ。
集まった野次馬をチラチラと見ていたが、珍しくもない人間どもによっぽど退屈だったのだろう。大きなあくびをした。
個体識別のために装着された足環の片方が見えた。上が黄色。下が緑。

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11月15日    静かな朝

早朝は深い霧が発生したが、9時前の遊水地上空は晴れ上がった。
谷中湖は静穏!
北の山々も湖面に写り、見事なsymmetryが現れた。

記憶にないような11月の暖かさが続いて、日光白根山山頂の雪はすっかり消えてしまった。


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11月11日    霊峰富士

晴れ上がって富士山が見事な姿を見せてくれた。
この一枚は谷中湖南ブロックの東の端、東谷中橋付近からの岸辺から撮った。
この位置からの富士山が最も美しようだ。

右端の紅葉は中の島近くのカロリナポプラ。


カロリナポプラ

紅葉した葉はほとんどが落ちてしまったが、この木はまだ残っている。
カロリナポプラは中の島から東谷中橋の間に20数本、まばらだが並木のように植えられている。
ヤナギ科ヤマアラシ属の落葉高木。北米原産で別名にアメリカハコヤナギ。
通称「カメラマンの木」もカロリナポプラだ。


穏やかな風に吹かれて紅葉した葉がひらひらと揺れる様子は、この季節の素敵な風情だ!

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11月6日    オナガガモ

10数羽の群れの中に白っぽい姿を見たので撮ってみると尾長鴨
雄の尾が長いのでその名が付いたというが、この絵では確認できない。
雄はでかい。胸から首筋に白い文様がある。
カモ科の冬鳥。


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11月6日     チュウヒ

上空に沢鵟。なのだが・・・、
カラスに威嚇されて逃げ逃げ回っているのだ。
留鳥のカラスからすれば冬鳥のチュウヒはよそ者ということなのだろうが、
「ちょっと弱腰ではではありませんか。チュウヒ殿!」

タカ目タカ科チュウヒ属の冬鳥。
渡良瀬遊水地は国内最大の越冬地だと聞いている。
貴重種;絶滅危惧ⅠB類


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11月2日    マガモ

野鳥観察台から覗くと、10羽ほどの真鴨が何やら忙しく動き回っている。

右に行ったり左に来たり、飛び上がったり、オス同士がつばぜり合い・・・。
内輪もめだろうか、或いは婚活?

この子たちは一体何をしているのか。野鳥の先生教えてください。



カンムリカイツブリ

遥かかなたで、冠鳰が小魚を咥えて水中から出てきた。
カンムリカイツブリは頻繁に水中にもぐって漁をするのだが、魚をくわえて出てくる姿は滅多にお目にかかれない。
きっと漁は下手なんだ!


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11月1日    湖中のヤナギ

満水になるとこのヤナギは水面に浮かぶ。
この季節、湖面から霧が湧き上がり朝日が昇ってくると幽玄の姿に変貌する。
アマチュアカメラマンの絶好の撮影スポットだが、東京からプロのカメラマンもやってくると聞いている。


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