2021年9月

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9月28日     イノシシ

広場にが2頭。
史跡ゾーンには10程年前からイノシシの痕跡が見られたが、昨年あたりから完全に住みついている。
昨日は周回路や延命院付近でも目撃されているし、数日前には子連れで現れたとも聞いている。
徐々に人を恐れなくなってきたのだろう。
人に危害を加えたとは聞いていないが・・・、やはり出会いたくない。

餌を与えたり石を投げるなど、ちょっかいを出す人が出てくると状況は悪化するするだろう。

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9月27日     キ ジ

史跡ゾーン広場の隅にキジが5羽。
かなり近づいても逃げない。まだ警戒心が薄い幼鳥だろう。
(後ろ向きの1羽も)全部の頬が赤いから全部がオスのようだ。
右手前の1羽はまだ成鳥のようにはなっていなが、後ろの2羽の羽は既に成鳥のようになっている。
大抵は幼鳥に付き添っているメスの成鳥(母鳥)は見当たらない。

どういうことなのだろうか。野鳥の先生、教えてください。


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9月24日     ニオイタデ

ヨシ原浄化施設の中の道端に赤いタデ。

葉先は尖頭型でまばらに長毛があり腺点が密集している。



茎にも長毛があり、腺点が密集して香りのある粘液が噴き出ている。



托葉鞘には長毛が密集して、節上の茎が肥大している。


香蓼はタデ科の一年草。

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9月21日   センニンソウ

谷中湖の周回路から屋敷跡の竹林を覗くと、3~4mもあろうと思われる高さに白い文様。
これは仙人草の花。


延命院廃寺の本堂跡の隅に咲いていたセンニンソウは既に実をつけて、仙人の髭もしっかりと伸びていた。
毒草であることから、ウマクワズ、ウシノハコボレなどの別名がある。
キンポウゲ科の多年草。
この時季、遊水地をうろつくとあちこちで見かける。


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9月20日   ミズアオイ

第一調節池で水葵の出会いは2005年9月のことだった。
それ以後第2調節池の掘削地では何度か見たことがあったが、散歩人にとってミズアオイはタチスミレ以上の幻と思っている。
今日は、第一調節池の掘削地でミズアオイを発見した人に案内を乞うて出かけた。
岸辺からは遠いがミズアオイが散見できた。

ミズアオイ科の一年草。貴重種;絶滅危惧II 類(VU)


カンエンガヤツリ

攪乱地に発生することの多い灌園蚊帳吊がお約束のように群生していた。
江戸時代の本草学者岩崎灌園にちなんで名付けられた、
カヤツリグサ科の一年草。貴重種;絶滅危惧II 類(VU)


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9月15日   ワタラセツリフネソウ

渡良瀬吊舟草が咲き誇ってきた。今が見ごろ!
ワタラセツリフネソウは9月初旬から咲き始めて10月中ごろまで見られるが、
年によっては9月初旬で終わってしまうことも、また、10月末まで咲き残っていることもある。


ワタラセツリフネソウの特徴は、小花弁の先が萎縮しているように見えること。
また、花の内部の文様が4つあること。花の4型と呼んでいる。
詳しくは研究者のページを参照してください。



オオオナノミ

道端のオオオナノミが170cmほどに大きく育った。
キク科の1年草。北アメリカ原産。


まだ青々としているが、もう立派な「ひっつき虫」になっている。この中に種子が2つある。

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9月13日    ヒガンバナ

延命院廃寺共同墓地の丘にヒガンバナが咲きだした。
彼岸花は正直だから彼岸のころには、この小さな丘は赤い花に覆われる。


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9月10日   筑波山

遊水地の約50km真東に位置する筑波山は関東屈指の名山。
筑波山塊の最高峰。標高877m。


今日は、山頂が噴火して噴煙を上げているように雲が湧き上がって、こちら(西)に流れてきた。
(筑波山は火山ではないから噴火はしない)
北側や南側(真横)から見たらどのような形の雲だったのだろうか。


子どものころ、「筑波は一日に七色に変化する」と大人たちから教わった。
七色は未だに確かめてはいないがいつ見ても美しい。
渡良瀬の土手を遊び場にしていた散歩人には、古河の街並みの向こうに見える筑波山は原風景のひとつ。
 
今は無い中学校の校歌には「筑波嶺の・・・」とあった

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9月8日   ワタラセツリフネソウ

蔓性植物に覆われたヨシ原を覗くと、小さなピンクの点が四つ見える。
ヨシ原を覆っている蔓性植物を突き抜けて、渡良瀬吊舟草が咲き始めたのだ。


ワタラセツリフネソウは、ツリフネソウ科の一年草。遊水地にちなんで「ワタラセ」と名付けられた。
2005年9月、日本植物学会に新種として発表された。

学名には、発見者の大和田氏(渡良瀬遊水地の植物研究者)と渡邊教授(愛知教育大)の名が付けらている。
学名は、Impatiens ohwadae M.Watanabe et Seriz.
詳しくは発見者大和田氏のHPを参照されたい。

今年は蔓性植物の勢いがヨシやオギを圧倒している。


ヨシ原を覆っているのは主にこの4種。

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9月6日  ホソバイヌタデ

谷中湖の岸辺。雑木林が切り開かれた草場。
ヌマトラノオの群落を見に下りたら、細葉犬蓼がちらほら!
毎年のようにここに入っていたのだがまさかこの子がいるとは想像もつかなかった。
改めて己の注意力の乏しさに恥じ入った。
タデ科の一年草。貴重種:準絶滅危惧(NT)


なお、ここではアゼオトギリも最近見ている。
その辺の草場も油断できないのが渡良瀬遊水地です。


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それにしても良く雨が降る。9月になって今日が初めての散歩になった。

9月5日  サクラタデ

ヨシ原の道を行くと桜蓼が可憐な花を咲かせている。
秋になると楽しみな花の一つ。桜の花より桜らしくしっかりした花柄だ。
地下茎を伸ばして増殖する。タデ科の多年草。


キ ジ

谷中湖周回路脇の草むらからが2羽。盛んに草を食んでいる。
近くによっても逃げないことから幼鳥だろうと推測した。自転車が倒れるとさすがにオギの林に消えた。

ここより1Km前にも親子が横切って行った。史跡広場ではオスの親鳥を見かけた。


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