2022年10月

直線上に配置

10月29日  ホソバイヌタデ 群落

谷田川の岸辺に下りて細葉犬蓼の大群落を見てきた。

10年ほど前、下宮橋の上下流の両岸には絨毯を敷き詰めたようにホソバイヌタデが群茂していた。
その後、オギなどの背の高い植物が生い茂って、いくつかの小さな群は残ったのの、群落は嘘のように消滅した。が・・・。

2~3年前から植生が変化し、オギなどの背の高い植物が減少しイシミカワなどの蔓性植物や背の低い植物の範囲が少しづつ広がってきた。
今年はこの岸辺にはいくつもの群落が見られる。

タデ科の一年草。貴重種:準絶滅危惧(NT)

直線上に配置

10月26日  霊峰富士

晴れ渡った谷中湖岸辺から臨む霊峰富士。
この秋一番の姿を現わした。


PCで開けると、登山道の痕跡も見える。

直線上に配置

10月25日  北の山々

関東平野はどんより曇っているが、北の山々は姿を現わした。
左端は袈裟丸山、中央は日光白根山、右端が女峰山。



男体山には雪の筋が見られる。日光も初雪だと報道された。

日光白根山も薄い雪化粧だ。

夕方、我が家からは秩父方面に見事な夕焼けが見えた。
天気予報では明日は晴れとある。
霧が出なければ明日朝は富士山、浅間山や八ヶ岳の銀嶺が見られるだろう。


直線上に配置

10月23日  ハジロカイツブリ

昨日、ミミカイツブリを見た場所に今日はカイツブリが4羽。
これは羽白鳰
カイツブリ科カンムリカイツブリ属の冬鳥。この季節、谷中湖の岸辺では普通に見られる。


今日はハジロカイツブリ3羽とミミカイツブリが1羽。

直線上に配置

10月22日   ミミカイツブリ

耳鳰が来ていると聞いたので、帰り道に見かけたカイツブリを撮り帰った。
目視では分からなかったが開けるとハジロカイツブリとは異なる。
手持ちの図鑑には次のようにある。
『冬鳥として主に九州以北の沿岸などに渡来するが、ハジロカイツブリに比べて数は少ない』
今は冬羽で地味だが夏羽はカラフルで眼の後方に黄金色の飾り羽があるようだ。
カイツブリ科カンムリカイツブリ属の冬鳥。


直線上に配置

10月21日   秋の雲

今年の天気は、6月の偽梅雨明けに始まった不規則な状況が続いている。
10月になっても、カラッと晴れた日が少なかったが、昨日今日はピーカンの秋らしい天気になった。
上空には巻雲(絹雲)が広がって、今日の散歩は殊の外快適だ。


体験学習

秋晴れの下、史跡ゾーン広場には子どもたちの姿。
コロナの影響で子どもたちの校外学習も制限されたようで、このところ体験学習も少なくなった。
体験学習はアクリメーション財団が遊水地に隣接する学校の校外学習をサポートしている。
子どもたちが野鳥、植物、昆虫などのグループに分かれて学習する。

細かいことはいづれ忘れてしまうかもしれないが、郷土の宝は子どもたちの原風景として脳裏に刻まれるだろう。

直線上に配置

10月20日   ノイバラ

野茨の実が色付いてきた。
今年の春には例年になく花付きが良かったので秋のこの光景を期待していた。


住宅の玄関先にでも咲き誇ったら皆から褒められるのに野にあるノイバラを愛でる人は少ない。
残念な植物ではあるが、園芸用の薔薇の接ぎ木の台木や品種改良にも利用される優れものだ。

野にあるバラだから野薔薇とも呼ばれる。観賞の薔薇の代表的な原種の一つ。
バラ科の蔓性落葉低木。

実は漢方薬としても用いられる。


直線上に配置

10月19日   カモの群

(拡大)
野鳥観察台から覗くとカモの大群。
天気予報で寒気が来たと報じていたが、その寒気に追われてやってきたのだろう。
その数・・・、数百いや千羽を超えているだろう。


大きなフールドスコープで観察していた人に「オナガガモ」もいますね」と話しかけると・・・。
「ヒドリ、キンクロ、ハシビロ、ホシハジロもいますよ」と教えていただいた。

いよいよ冬鳥の季節がやってきた。


直線上に配置

10月16日   ツルマメ

ヨシやオギに絡みついて覆いつくした嫌われ者の蔓豆の実が熟してきた。
マメ科ダイズ属の一年草。大豆の原種とされる。

鞘を開けると熟し豆は黒く堅い。緑の残る豆は既に堅くなりつつある。

大きいのを見つけて枝豆にして食べようと思っていたのだ既に遅し!

ヨシ原を丹念に探すと大きいものに出くわすことがある。


今は利用されることはないが、縄文時代には栽培も行われていた。
毎年収穫したものから大きい豆を見つけて、
それを蒔くことを繰り返していわゆる品種改良も行っていたのではないかとも聞いている。

※ 山梨県北杜市の酒呑場遺跡の土器からは、栽培ダイズの圧痕が、
その他、三内丸山など全国の遺跡からツルマメ利用の痕跡が発見されている。


直線上に配置

10月13日   キンクロハジロ

国体が終わって静になった谷中湖には冬のカモたちがたくさん来ている。
雨模様が続いているうえに、散歩人の粗末な仕掛けではなかなかきれいな写真が撮れないが、
今日は、彼方のお行儀のよいい御一行が撮れた。


冠羽が見えるので金黒羽白だろう。
カモ科の冬鳥。



クロハラアジサシ

上空に高速で飛ぶ小型の鳥影!
コアジサシ・・・?なぜ夏鳥がこの時季に・・・。

野鳥の先生から「黒腹鯵刺」とご教授いただいた。
Wikipediaには次のようにあった。
「日本では旅鳥として5月から10月にかけて各地で観察される。数は少ない」


直線上に配置

10月11日   エビヅル

見上げると蝦蔓の実が熟している。熟した実は少しの甘味があるがすっぱい。
ブドウ科ブドウ属の蔓性落葉植物。
食べてい衝動はあるが遥かに高く手は届かない。



ノブドウ

まだ熟していない野葡萄
熟した実は食べられると聞いたがまずいから誰も食べない。
葉は民間薬として利用されると云う。
ブドウ科ブドウ属の蔓性落葉植物。



アオツヅラフジ

青葛藤も熟している。一見旨そうに見えるが有毒。
ツズラフジ科の蔓性落葉植物。


直線上に配置

10月8日   ススキ

ススキは尾花とも呼ばれ秋の七草の一つ。イネ科ススキ属の多年草。今日は旧暦9月13日。十三夜。
毎日新聞のコラムに、

・・・・・樋口一葉の短編「十三夜」に既に「旧弊」と書かれ、正岡子規の句にも「世の人に忘れられけり後の月」があります。

とあったが、我が家ではこの日にも、十五夜と同じように東の窓辺にススキを活ける。
ススキは尾花とも呼ばれ秋の七草の一つ。イネ科ススキ属の多年草。

三夜は栗や豆の収穫期に当たることから「栗名月」「豆名月」とも呼ばれる。
我が家では、十五夜には里芋の煮物などを供えるが、十三夜では供えるものはない。
残念ながら、今日は無月かと思っていたら・・・。

8時をすぎて現れた。


オギ

まばらに穂を出しているのはオギ。
渡良瀬遊水地全体が湿地だが、湿った場所にはヨシが多く、より乾いた場所にはオギが多い。
近年、ヨシの群落にオギが多くなる傾向があり、遊水地の乾燥化が懸念されている。
イネ科ススキ属の多年草。


直線上に配置

10月5日    アケビ

この場所で一番大きな木通の実は10月1日に裂け目が入った。
食べごろだと思っていた3日には既になく、この4つの実がすべて誰かさんに採られてしまった。


今日は裂け目が入った小さな実があったので・・・、誰かさんに採られる前に戴いた。
甘味が少ないが秋の味覚ではある。


国体 カヌー競技の準備

ボート競技が終わって今日はカヌー競技の練習日。
7日から競技が始まるようだ。

季節が一気に変わって今日は午後からはぐんぐん冷え込んだ。明日からはもっと寒くなるようだ。
アスリートの皆さん。つっぺらないように気を付けてください。

直線上に配置

10月3日    タカアザミ

ヨシ原の道の高薊の花が満開になった。
2019年の台風19号の豪雨によってで冠水する前にはいくつも見られたのだが、今は少ない。

2mを超えるほどに育った姿は壮観だ。


下向きの紫の花。キク科アザミ属の越年草。

直線上に配置

10月1日    カモ

遥かかなたの湖上に鳥影。
先月26日に見たカモたちの正体は分からなかったが、これはヒドリガモだろう。


アケビ

見上げると木通の大きな実に裂け目が入った。
明日には開くだろうが、食べごろは明後日当たりと推測した。
食べごろになったらもぎ取りたいと思うのだが・・・、狙っているのは散歩人一人ではない。
果たして味わうことができるだろうか。



国体 ボート競技が始まった

北ブロックでボート競技が始まった。
ため池を会場にした水泳競技がアオコの大量発生で中止となったニュースにあったが、今年の谷中湖は無事だ。
湖面が淀んでいるところには例年のようにアオコが見らるが、少しずつ水を流し込んでアオコの大量発生を抑え込んだようだ。

アスリートたちの健闘を祈る。

直線上に配置