2022年2月
2月26日 逆さ男体
今朝はピーカン無風。
減水しても残った鏡のような湖面に男体山が映った。
気温も上昇していよいよ春がやってきた。
蕗の薹
枯れ葉の間から蕗の薹。
枯れ葉を払って根元を見ると、葉はまだ鞘の中。
野鳥の先生、食べごろの大きさですよ。
2月25日 ベニマシコ
道端の草むらに紅猿子(♂)。
口いっぱいに頬張っているいるのはセイタカアワダチソウの綿毛。この中の種子食べている。
セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の帰化植物で、
日本生態学会によって侵略的外来種ワースト100に選ばれている嫌われものだが、
ベニマシコにとっては舶来のご馳走なのだ。
2月21日 ミサゴ
大きな魚をがっちりと掴んだ鶚が頭上を通り過ぎて行った。
魚を好んで捕食することからウオタカ(魚鷹)の別名もある。タカ目ミサゴ科。留鳥。
上空から水面を睨んで、獲物を発見するとホバーリング飛行し急降下して捕まえる。
カイツブリやミコアイサなどはやみくもに潜って獲物を探しているようだが、ミサゴは獲物に狙いすまして狩りをするのだ。
捕獲確率は60~70%だと聞いている。
最近はオスプレイとも呼ばれている。(軍事ヘリのオスプレイはOsprey。ミサゴのこと)
2月16日 武甲山
13日から14日にかけて通った南岸低気圧の影響で関東も大雪の予報が出ていたが、
気温が下がらず雪の量が少なかったと気象庁が発表していた。
この地方も雪はなかったが山間部は雪を被った。
雪をか被ると秩父の山々の間化に白い三角形の武甲山が浮かび上がる。
武甲山は、サンゴによってできた石灰岩が隆起し浸食されできた山。
遊水地からは直線距離で約60km。
名前は、日本武尊が甲を岩室に奉納したという伝説が由来と云われている。
日本屈指の良質な石灰が産出される。
武甲山の石灰は、古くは漆喰の材料として採掘されたが明治以後セメントの原料として大規模に採掘されてきた。
明治には標高1,336mであったが、現在は1,304mだと云う。
山は削られてしまったが、秩父神社のHPには「武甲山は秩父神社の神体山」とある。
秩父市を中心とする秩父盆地の人々にとっては故郷を代表する山である。
2月12日 コゲラ
谷中湖周回路脇の枯れたオオブタクサの幹を小啄木鳥が盛んに突いている。
幹に潜んでいる虫を探しているのだろうか。
キツツキ目キツツキ科の留鳥。
2月9日 この切り株は?
谷中湖の護岸ブロックに切り株。
散歩人が通りかかった時刻は11時30分ごろ。これは直前に切り倒された通称「湖中の柳」の切り株だ。
昨日までこのような様子だったのだ。
湖中の柳
谷中湖が満水になるとこのような光景になる。
霧の季節には、早朝にもかかわらず東京からプロの写真家もやってくるという名所なのだ。
この「湖中の柳」は2014年5月にも危機があった。
伐採直前に作業をする人たちに「残してもらえるとありがたい」と訴えたところ、
発注元の国交省事務所に相談してくれて、危機が回避された。
昨年に7月にはボート競技(国体関東ブロック)が行われ、ちょうどこの位置がフニッシュ地点になり護岸の雑木は刈り取られたが、
この「湖中の柳」だけは残された。
誰かが意図的に残してくれたのだろうと安堵したのだが。
残念至極!
2月4日 ミコアイサ・キンクロハジロ
西橋の上から覗くと巫女秋沙と金黒羽白がうようよと・・・。
白いのがミコアイサの♂、右上に♀。ミコアイサより少し大きく茶色っぽいのがキンクロハジロの♀。
忙しく潜って餌を探っているいる。
動画➡ azz2-4mikoaisa-2.MP4 へのリンク
2月3日 チュウヒ
谷中湖周回路から臨むとヨシ原浄化施設の上空に沢鵟(宙飛)。
しばらく眺めていると・・・。
ハイイロチュウヒ(雌)
ヨシ原の隙間から白っぽい鳥影。
危うく見逃すところだったが何とか捉えたのは灰色沢鵟(宙飛)の雌。
羽がきれいだ!
油断がならない渡良瀬遊水地です。