2022年4月

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4月29日   アケビ

見上げると何やら・・・。

木通の小さな実があった!
このまま大きくなった熟した実をいただいた人は、しばし幸せを感じるだろう。

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4月25日   マイヅルテンナンショウ

車や人通りの多い道路わきヨシ原だが、ここにこんなものがあると知る人は少ないだろう。
散歩人も久しぶりに入った。
舞鶴天南星の太い角がニョキニョキ出ている。増えている!
踏み倒さないように慎重に歩いて1枚撮ってきた。
サトイモ科の多年草。貴重種:絶滅危惧 II 類(VU)


チョウジソウ

テンナンショウの芽を踏まないようそろっと歩いていると丁字草が花を咲かせている。
思いがけない出会いであった。
キョウチクソウ科の多年草。貴重種;準絶滅危惧種

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4月22日   霊峰富士

明日には最強の黄砂がやってくると予報があったが、
今日の朝は、明け方までの降雨で大気が洗われて、久々の霊峰富士!


エキサイゼリ

ヨシ原の益斎芹が花を咲かせた。
名前は、富山藩主・前田益斎(1800~1859)に因んで付けられたと云う。
セリ科エキサイゼリ属の多年草。日本固有種で1属1種。貴重種:準絶滅危惧(NT)


小さな純白の花だ。

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4月21日   イタチ

橋の上をこちらに向かっていたが散歩人に気が付いたようで一瞬立ち止まった。
それでも素早く走り去ってヨシ原に消えていった。
ニホニタチ(ホンドイタチ)と思われる。食肉目イタチ科。
可愛い顔をしているが肉食で、ヘビ、ネズミ、カエルなどを捕食すると云う。

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4月17日   ニョイスミレ

ヨシ原の中の如意菫の大株が満開。スミレ科の多年草。坪菫とも言う。
上から眺めるとちっちゃな花が散らばってだらしないように見えるのだが・・・。

下から花を眺めるとこんなに可愛らしく瑞々しい。

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4月16日   カサスゲ

浅い水の中に笠菅が花を付けている。
カラツリグサ科の多年草。
(ヨシ焼き前に葉が出るので先端が枯れている)
ヌマアゼスゲより葉が広い。昔からこの葉を用いて菅笠を作った。菅笠はこの地域でも貴重な現金収入となった。
湿地に自然にあるスゲだけでなく、スゲッタ(スゲを育てる田んぼ)もあったと云う。

花が終わるとこんな実を付ける。

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4月14日   ヌマアゼスゲ

賑やかに穂が出てきた沼畦菅
雌雄同花で上部の茶色い房状の雄花の下に雌花がある。
カヤツリ科の多年草。貴重種;絶滅危惧II 類(VU)
渡良瀬遊水地では普通にある。


花が終わると組紐のような模様になりたくさんの実を付ける。

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4月10日   ホソバオグルマ

道端に細葉小車の群落。
キク科の多年草で夏には黄色い花を咲かせる。貴重種;絶滅危惧II 類(VU)
子ども広場では、毎年群落を保護している。
貴重種なのだが遊水地では珍しくない。

ここの群落は、適時除草されるので、ヨシ原の縁などで草刈り機の刃から逃れたものだけが花を付ける。

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4月8日   水辺の植物

谷田川の岸辺に小さな白い花・・・。


ハコベ

手前の広い葉は繁縷
春の七草に「はこべらナ」として出てくる。デシコ科ハコベ属の越年草又は一年草
子どものころには、鶏の好物ということで「ひよこ草」と呼んでいた。


タネツケバナ

小さな花を付けている水際の植物は種漬花
稲の種もみを水に漬けて発芽を促すころに花を咲かせるから名が付いたようだ。

水際にあるからか大きい。草丈はざっと30cmあるいはそれを超えるほど。
小さな花だが瑞々しい。アブラナ科の一年草。

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4月7日   ウグイス

散歩中は、どこからでも聞こえてくるの鳴き声なのだが、声はすれども姿は見えず。
今日は周回路わきの桑の枝で見つけた。
口パクと「ホーホケキョ」の鳴き声がシンクロしたので間違いない!
ウグイス科ウグイス属の留鳥。

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4月6日   ノウルシ

住居跡の丘(水塚(みつか)跡と思われる)の頂上に野漆
最初に出た芽はヨシ焼きで燃えてしまったが再生したもの。
茎を傷つけると乳白色の液が出て、ウルシに似ることから名付けられたと云う。
ヨシ焼き後に遊水地を歩くと大小の群落があっちこっちにあるが、ヨシなどが成長すると隠れてしまう。
トウダイグサ科の多年草。有毒。貴重種;準絶滅危惧

子どものころ渡良瀬の河原が遊び場だった。
ノウルシの群落を駆け抜けると、茎がぽきぽきと折れて白い液が出る。
子どもたちは「乳草」と呼んで気持ち悪がった。
10数年前、この場所に野火が発生して地面が裸になったので、訊ねるとその群落は見事に残っていた。


ワタラセツリフネソウ

双葉の中から本葉が出てきた。

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4月3日   チョウジソウ

ヨシ原がいよいよ賑やかになってきた。
ここの丁字草は例年まばらに2~30の芽だが、今年はざっと倍の芽がまとまって出てきた。
5月には人知れず淡い青紫の小さな花を咲かせる。
キョウチクトウ科の多年草。貴重種;準絶滅危惧種



ノダイオウ

ヨシ焼きの炎で焼かれたであろうが、見事に再生した野大黄
長卵形のでっかい葉がが特徴で、でっかくなる。
タデ科の多年草。貴重種;絶滅危惧Ⅱ類

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4月2日   アマナ

ふと思い立って訊ねたアマナの群落。
群落は無事で・・・、以前より大きくなっているように思える。
10時では花は開いていない。

11時になれば開くだろうと思っていたのだが・・・、まだ開いていない。
もう少しなのだが我慢の限界を越して退散した。
誠に残念な散歩人でした。

散歩人が見たかったのはこの景色。


残念な植物

土手は度々除草される。
春には確かな姿を見せる植物も、除草のタイミングによっては花を咲かせることができない。
この土手にはこんな残念な植物もある。

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