2022年6月

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6月30日   コアジサシ

連日の熱中症の警戒予報が出て、年寄りには危険だと知りながらの散歩!

西橋付近を通ると大抵見かける小鯵刺だが、高速で飛ぶ鳥影をカメラで捉えるのはなかなか難しい。
カモメ科の夏鳥。貴重種;絶滅危惧II 類(VU)


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6月26日   オビトンボ

谷中湖の岸辺に帯蜻蛉
コフキトンボの雌には腹部に白粉が噴いてるタイプと白粉がなく翅に茶色の帯が出るタイプがあると云う。
これは茶色の帯がが出ているのでオビトンボの名がある。

この子ははシオカラトンボのようだが、オビトンボ型の雄と思われる。

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6月22日   ノカラマツ

ヨシ原の道が広く除草されて隠れていた野唐松が現れた。
花の様子がカラマツ(唐松)の葉に似てるからこの名付いたと云う。
キンポウゲ科の多年草。
貴重種;絶滅危惧II 類(VU)
2012年に
からⅡ類に格上げされたのだが遊水地のヨシ原にはどこにでもある。


ノカラマツの花の中を覗くと、飛び出している黄色い葯。真ん中に雌しべ。
ノカラマツに花弁はない。



イヌゴマ

犬胡麻が花盛り。
果実の形が食用の胡麻に似ているが役に立たないから「犬」の名が付いたと云う。
シソ科の多年草。


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6月17日   カワラナデシコ

草原の河原撫子が一輪咲いた。
ここでカワラナデシコの花を見たのは2012年。数個体に花を付けていた。
それから年々少なくなって一昨年は一個体。昨年は見かけなかった。
消えてしまったかと思っていたのだが・・・、小さいのが残っていた!


「秋の七草」    萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花また藤袴 朝貌の花

茎は細く弱々しく見えるが花は鮮やかで凛々しい。大和撫子の異称がある。
ナデシコ科の多年草。


花を拡大すると雄しべはなく、ひょろっと捻じれたものが2本。
このひょろは雌しべの花柱のようだ。

カワラナデシコの花は両性花と雌花があり、この花は雌花。
一つの個体から両性花と雌花が咲くと云う。


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6月16日   キ ジ

母親が道を横切ると、草むらからひよこが飛び出してきた。
この後3羽、さらに1羽が母親の後を追って飛ぶように駆け出してきた。
ここは度々猪の親子を見かけるので緊張して通る所だが、今日の親子は平和でいい。
父親は育児放棄でその辺をぶらついているんだな。きっと。


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6月14日  クサフジ

草むらの中に草藤が咲いている。
藤は垂れ下がって咲くがクサフジの花はいわば昇り藤、ルピナスのように立ち上がって上に咲いていく。
外来のナヨクサフジの花は既に終わって、クサフジは梅雨時の花だ。マメ科の多年草。


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6月12日  猪

谷中湖周辺には猪が住み着いて繁殖している。
昨日は谷中湖北橋付近、今日は東橋付近、そして史跡ゾーン広場で休憩中にぞろぞろと・・・。
大きな親猪にうり坊が10匹ほど引き連れて闊歩している。
ここのうり坊はまだ小さいが、このうり坊たちが成獣になったらどうなるのだろうか。
当面、延命院付近のヨシ原には立ち入らないことにする。


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6月11日  ネジバナ

谷中湖周回路わきの草むらに捩花
ここは頻繁に草刈りが行われ大抵は花の前に刈りとられる残念な植物の一つののだが・・・。
今年は草刈りと草刈りの隙間に花の時期が入って花を咲かせた。
ラン科の多年草。別名にモジズリ。

モジズリと言えば万葉集の歌を思い浮かべるが、「しのぶもぢずり(信夫捩摺)}はこの植物のことではなさそうだ。

摺衣の一種で、忍草の葉や茎の汁を布にすりつけて乱れ模様を染め出した織物のこと。
陸奥国信夫地方(今の福島県あたり)の名産だったと云う。


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6月9日   シロバナタカアザミ

ヨシ原の隅に白花高薊。キク科の2年草。
測ってはこなかったが、この個体は2mを超えているだろう。


史跡ゾーンのヨシ原にはこの時期何処でも見かけたのだが、2020年以降極端に減少した。
2019年10月に台風による大洪水が影響したのかどうか。分からない。

手持ちの図鑑には~1.5mとあるが遊水地のタカアザミはでかい。


これは、散歩人が測定した個体では最大級で、3mを超えていた。
最近この規模の個体は見ていない。


稀にタカアザミのような赤花も見られたが、これもこのところ見ていない。

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6月5日   タチスミレ自生地

今年のヨシ焼きは早かったが、ここはその前に野火が発生して裸地になり植物の芽生えも早かった。
ジャングルのように様々な植物が生い茂っている。
ここがタチスミレの自生地。

タチスミレ


背丈よりも生い茂ったヨシ原に踏み込んでタチスミレを見てきた。

一年に一度は見なければならないと思っている可愛らしい花!
幻の花とも言われている。スミレ科の多年草。貴重種:絶滅危惧 II 類(VU)

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6月3日   マイヅルテンナンショウ

これは舞鶴天南星です!
先日の(5月27日~28日)の降雨・強風は、聞くところによると雹も降ったようだ。
その雹によってマイヅルテンナンショウの仏炎苞が破壊されたのだ。

仏炎苞の中が露出している。覗くと雄花(上)と雌花(下)も傷ついている。
雌花は既に受粉がすんでいるだろうから実は成長する。

サトイモ科の多年草。貴重種:絶滅危惧 II 類(VU)

この地方は今日も荒れ気味で広範囲に雷注意報が出されている。
NHKの7時のニュースでは、加須市に雹が降ったと報道されたが、北川辺の我が家は無事だった。


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6月1日   テリハノイバラ

土手の斜面から写真を撮るのも危うい道路のアスファルトの上に這い出しているのは照葉野茨
ノイバラの花は既に終わっているが純白の花がようやく咲き始めた。


5月初めに撮ったノイバラの花と比べると・・・。豪華!
バラ科の落葉又は常緑の蔓性低木。この子たちは常緑。
葉の表面が光沢があることからこの名が付いた。





青シャツの散歩人が通り過ぎると猪の親子が左の草むらから現れた。
この場所は、谷中湖中の島から東谷中橋に通じる散歩道。この写真の後方の橋は谷中湖東橋。

ここで初めてこの親子を見たのは5月18日。その時は親がウリ坊を4~5匹引き連れていた。

縁石の外側には猪が歩き回った跡がある。
恐らく、この道の両側の雑木・草むらに住み着いている。

ここは、老人には危険だな。


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