2022年8月
8月20日 メハジキ
130㎝ほどにでっかく育った目弾き。
シソ科の一年草又は越年草。
花は段状にかたまって咲く。
漢方では全草を乾燥させて、産前産後の保健薬として用いられることから、別名にヤクモソウ(益母草)。
種子は目の疾患や利尿にも薬効があり、入浴剤としても利用されると云う。
優れものなのだ!
ナガボノシロワレモコウ
ヨシ原の縁に長穂白吾亦紅。
乾地にあるワレモコウに対してナガボノシロワレモコウは湿地にある。
バラ科ワレモコウ属の多年草。
ワレモコウは土手の斜面にあるが頻繁に刈りとられるために、花はなかなか見られない。
8月15日 シロバナナガバノイシモチソウ
渡良瀬遊水地での白花長葉石持草の自生地は一か所。
久しぶりに入ったが様子が変わっている。この狭い自生地でも個体が拡散して広がっているのだ。
小さい花だが瑞々しく可愛らしい。
葉の繊毛に粘液ありこれで捕虫し溶かして栄養にしている食虫植物。
モウセンゴケ科の一年草。貴重種;絶滅危惧II 類(VU)
ここには他に見られない様々な貴重な植物が自生している。
8月9日 ヌマトラノオ
谷中湖護岸の雑木林の下に沼虎の尾の群落。
この花を見ていると暑さを忘れる。
ヌマトラノオはサクラソウ科トラノオ属の多年草。
8月7日 イヌタヌキモ
ヨシ原の中の小さな沼に犬狸藻の花が満開。
これほどのたくさんの花は今まで見たことがない。この写真にはざっと80ほどの花がある。
小さな沼だが水面全体に花があり、300、400、いや500以上と思われる。
イヌタヌキモはタヌキモ科の多年生水生植物。貴重種準絶滅危惧(NT)
水面から首を出して小さな花を咲かせる。
水中の茎に付いている捕虫嚢で、ミジンコやタニシの子どもなどを捕食すると云う。
8月4日 カジノキ
梶の木はクワ科の落葉高木。単に梶とも言われる。
夏になると実が熟してゼリー状の衣をまとって飛び出してくる。
ぜりーの中に種子が見える。にょろっととした髭上のものは雌しべのなごりだろうか。ゼリーは甘い!
まだ青い実を割るとこれから出てくる種子が見える。