渡良瀬遊水地トroトロ散歩




2023年1月

直線上に配置

1月31日   火災跡

(拡大)
報道によると昨30日午後3時ごろ野火が発生しヨシ原が広く燃え上がり、
9時間後の31日未明に鎮火したと云う。約300Haほどが燃えた。
今朝9時ごろウォッチングタワーの上から覗くと、北エントランス付近から出火し池内水路で止まったようだ。


ヨシ原浄化施設の木橋付近にも広がった。

この付近は2021年12月13日にも野火が発生している。


直線上に配置

1月30日   越冬ツバメ

昨日のこと。
谷中湖西橋の欄干にもこもこの小鳥が3羽。

近寄って苦労しながら撮った1枚。
ツバメに似ているなと思いながら図鑑で調べても分からいので、野鳥の先生に写真を送って調べてもらった。
結果はやはりツバメだとのこと。

この時期にツバメがいるとは驚きだ。少数だが日本で越冬するツバメがいるんだとか。
越冬燕と呼ばれるようだ。


直線上に配置

1月29日   コサギ

谷中湖の岸辺に小鷺が獲物を探して抜き足鷺足
コサギはサギ科の留鳥。
小さいから小サギなのだが・・・、これで見事に比べることができた。


下宮橋の上から谷田川を見ると、ダイサギとコサギ。
確かに小さい。


直線上に配置

1月27日   高原山

上空は暑い雲に覆われているが、第一排水門の土手から北を臨むと高原山。
高原山は日光市と塩谷町の境界に位置する成層火山で最高峰は釈迦ケ岳(1,795m)。

高原山は黒曜石や珪質頁岩(けいしつけつがん)を排出することでも知られている。
参照➡高原山黒曜石原産地遺跡群
今から3万年ほど前、旧石器時代の人々は黒曜石やや珪質頁岩を打ち砕いたりしてナイフなどの鋭利な石器を作った。
高原山はその原産地の一つなのだ。

春日部市文化財保護課ブログには「春日部市の遺蹟で発見された石器には高原山の黒曜石が使われたことが判明した」とある。

直線上に配置

1月26日   谷中湖氷結

最強寒波の来襲で寒い日が続いている。
9時ごろに観察台から覗くと岸辺に氷が張っていた。
風で波立っている湖水には氷が見られないが、減水した谷中湖は氷が張ったようだ。
池内水路は全面氷結している。



袈裟丸山

白根山や男体山は雪雲がかかっているが、それより左に位置する袈裟丸山は見事な銀嶺!
袈裟丸山は、前袈裟丸山、中袈裟丸山、後袈裟丸山、奥袈裟丸山、法師岳からなる成層火山。全体を袈裟丸山と総称する。
日光市と群馬県沼田市、みどり市にまたがって、最高峰は奥袈裟丸山で1,961m。



カモメ

1月に入った遊水地にはオジロワシが渡来ししている。
撮り鳥さんたちがでっかいカメラを構えて狙っていたが、今日は西橋付近に2人だけ。

野鳥の先生から「上を見ていれば出会えるかもしれない」と教わったので・・・。
上を見ながら歩いていくと鴎の10羽ほど群がやってきてトビと交差した。ユリカモメだろうか。

今日は、残念ながらオジロワシには会えなかったが、明日も上を見ながら散歩しようと思う。

直線上に配置

1月18日    ツルシギ

減水した谷中湖の水際を歩く小さな鳥が数羽。
逃げられることを承知でカメラを構えて近づくと・・・。


何故か固まったように動かなくなって・・・、ポーズをとった。

おまけにあくびまでしてくれた!

鶴鷸はチドリ目シギ科の旅鳥。
『渡良瀬遊水地の野鳥図鑑』 には、「乾燥化が進んで渡良瀬遊水地で見かけることが少なくなった」とある。


ハクセキレイ

白鶺鴒は一年中普通に見かけるが、こんなことをするとは思わなかった。
スズメ目セキレイ科の留鳥。


直線上に配置

1月17日   霜の花

寒い日が続いている。
朝9時ごろだが日陰を覗くと、セイタカアワダチソウの綿毛に霜の花。


直線上に配置

1月12日   ミコアイサ

春のような暖かく穏やかな湖面に巫女秋沙
全体が白っぽいのが♂で、頭頂に茶色い帽子を被ったように見えるのが♀。
♂の模様からパンダガモの愛称がある。
カモカ科ミコアイサ属の冬鳥。


カメラを構えて見ていると、突然飛び出した。

ミコアイサは水にもぐって小魚を採餌する。潜水鴨だから飛び立つときには湖面を叩いて助走する。
小さいながらもこの迫力だ!


直線上に配置

1月9日   ベニマシコ(♀)

紅猿子の♀がセイタカアワダチソウの実を啄んでいる。

啄んでいるのは綿毛の付いた小さな実の細長い種子。

セイタカアワダチソウは嫌われ者だが、ベニマシコにとっては命を繋ぐ糧になる。


直線上に配置

1月6日   ベニマシコ(♂)

アキニレの枝に紅猿子
ベニマシコは秋に渡来するがなかなか人前には出て来ない。
が、人影に馴れたころの1月ごろからは史跡ゾーンのアキニレの木に現れる。
「渡良瀬遊水地の野鳥図鑑」によれば、北海道や青森県で繁殖し冬季に暖地に移動する。
全国的には漂鳥だが渡良瀬遊水地では冬鳥。
スズメ目アトリ科。

赤い♂が可愛いので特に人気がある。



アトリ

アトリもアキニレの実を食べに集まって来る。
スズメ目アトリ科の冬鳥。


アキニレ

史跡ゾーンには秋楡の木がざっと20本ほど植栽されている。
ベニマシコやアトリはこの木に集まってくる。
翼果の中に米粒ほどの小さな種子が入っている。これが好物のようだ。

ニレ科の落葉高木。

直線上に配置

1月5日   タゲリ

子ども広場の草原にタゲリが数羽。
歩き回りながら時折地面を突っついいる。ミミズでも探しているのだろうか。
田んぼなどでも見かける。チドリ科タゲリ属の冬鳥。

それにしても派手な装いだ。散歩人は見かけるたびに、「天上にもいそうだ」といつも思う。

直線上に配置

1月4日   コウノトリ

ヨシ原の上を悠々と旋回する

第二調節池の桜堤周辺では日常に見られるのだが、第一にも稀にやってくる。
正月早々だから縁起が良いと思った散歩人でした。


コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属  絶滅危惧IA類 (CR)
1956年に特別天然記念物指定されている。


直線上に配置

1月2日   マガン

谷中湖中の島の上空をカモが10羽。
撮り帰って開いてみると・・・。


腹部に横縞模様が現れた。
野鳥の先生に訊ねると、真雁だろうとのこと。
マガンはカモ科マガン属の冬鳥。1971年に国の天然記念物に指定されている。
貴重種;準絶滅危惧(NT) 


油断がならないのが遊水地だ!


直線上に配置

1月1日   カワアイサ

穏やかな水面に川秋沙
頻繁に水にもぐって小魚を探しているようだ。
カモ科ウミアイサ属の冬鳥。

騒がしい散歩の一団が近づくと飛び去った。

マガモやヒドリガモは水面から直接飛び立つが、
カイツブリやミコアイサ、キンクロハジロのように水にもぐるカモは水面を叩いて助走しながら飛び立つ。
この子は人を警戒して飛んだのだろうが、その姿はユーモラスだ。



直線上に配置